35話 ページ43
ハリー「ダンブルドア先生？」
アルバスの姿が見えない
どこかにいるだろうけど…
ハリーが見上げた先には組み分け帽子がいた
帽子「何か思い詰めておるな？ポッター」
ハリー「その…僕の組み分けですが正しかったのでしょうか？」
帽子「さよう…君の組み分けは特に難しかった…だが去年言った言葉は変わらん。スリザリンでもうまくやれただろう」
ハリー「違います」
ハリーがそう言うと組み分け帽子は眉を上げたような顔をしていた
ハリーはそのまま近くにいた不死鳥を見ている
ハリーは微笑みかけたが時期だったのだろう、炎になってそのまま消えた
ダ「ハリーとコスモか？」
ハリー「先生…」
ハリー「先生の鳥が…僕、何もできなくて…突然火が…」
ダ「ちょうどその時期じゃった」
ダ「ショボくれとったが“燃焼日”が来たのじゃ」
ダ「ハリー、フォークスは不死身でな…死ぬ時が来ると炎となり、そしてまた灰の中からよみがえる」
ダ「実に美しい生き物じゃよ…自分より重い荷物を運び、その涙には癒しの力が宿っておる」
ハリーが興味深そうに見ている
ダ「そういえばコスモも不死鳥を飼っていたのう…まだホグワーツにおるぞ」
コスモ「本当に？まだ生きててくれてるの？」
ダ「もちろんじゃよ…“不死鳥”じゃからな。わしが預かっていたが旅に出てのう…」
ダ「じゃがコスモが目覚めてから一年がたった。そろそろ戻ってくる頃じゃろう」
不死鳥を選んだ理由としては簡単だ
その名の通り“不死鳥”だからだ
不死であり不老でもある私が普通のペットを飼ったりした暁には、眠っている間にペットがこの世を去ることも考えられる
だからペットを飼っていなかったのだが不死鳥を知ってからは彼と共に過ごしている
ホグワーツを設立しようと彼らと話していた当時からいる
私が眠っている間は信用できる者に世話を任せるかそうでない時は一人で旅に出ている
そしてまた目覚めた時に戻ってきてくれるのだ
大体はフクロウと同じく荷物を運んだり手紙を送ってくれたりする
ニュートの妹になった時に彼から動物の気持ちを教えてもらったおかげで意思疎通をはかれるようにもなった
彼には本当に感謝している
そう思い出に耽っていると勢いよくハグリッドが部屋に入ってきた
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月2日 20時
