【テニプリ】色を失った少女と立海テニス部

第３話 ページ3

夏目Aです。


只今屋上で花の絵を描いています


私は頭がいいので授業にでなくても怒られることはないです


やることはやってますからね


今何時かな


朝からずっとここで絵を書いている


時計に目をやるとただいまの時刻、12時30分。


もうお昼・・・か。


そういやお腹すいたような気がしないでもない


今、葉と茎の色塗りが終わったから、次は花の部分


葉と茎の部分は緑って知っていたから簡単に塗れるけど・・・


この花びらの色って・・・何色なんだろう？



まぁ、いいや。

お腹すいたしお昼たべよう。


ママの作ってくれたお弁当を食べる


うん、美味しい。美味しさに安定感があるよね。


さすがママ



ガチャッ

ドアの開く音がした


んー？誰かきたみたいだ


あれ？鍵かけてはずなんだけど・・・


誰だろ？


そーっと見てみると綺麗な女の人が男の制服きてお花のお世話をしていた。



？「見ない顔だね。」


こっちを見てにっこり笑ってその人は言った


あれ・・気づいてた！？



あ「こんにちわ・・あの誰ですか？」


そう聞くとその人は一瞬ポカンとして笑い始めた


？「ｱﾊﾊｯ・・ ﾌﾌｯ・・誰って、いきなり・・ククッ・・あぁ、ごめん。
　 俺は幸村精市って言うんだ、よろしく。」


ああ、男か・・・。随分綺麗な顔してるなぁ・・


幸「君の名前は？」


あ「夏目Aっていいます。よろしくお願いします((ニコッ」


幸「・・・あっ、あぁよろしくね」


ん？どうしたんだろ？幸村くん、顔赤いなぁ


あ「鍵をかけていたはずなんですけど・・・どうして入ってこれたんですか？」


幸「ちょっと花の世話をしに・・ね・・。この時間帯は土が乾くから水をやりに来たんだ
　 俺は美化委員だし、屋上の花担当だから鍵は持っているよ」


ああ、なるほど・・・。よく今まで会わなかったなぁ



あ「ここの花、すごく綺麗だよね。校門の前とかにも花壇はあるけど一番綺麗なのは
　 屋上の花だと思う。きっと幸村くんが愛情込めて育ててるからこんなに綺麗に咲くんだね」



幸「ありがとう、そう言ってもらえると俺も嬉しいかな」



幸「・・ところでAはどうして屋上にいたの？」


あ「絵を描いてたんだよ！ここの花の絵！」


幸「へぇ・・・俺も絵を描くのは好きなんだ。見せてもらってもいいかな？」



あ「うん、いいよ！・・・あと聞きたいことがあるんだけどいいかな？」


私は幸村くんに描きかけの絵を見せた

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