口付け...10.5 ページ15
【あの子には、手を出さない事】
・
・
「�爐△了勠瓠帖�」
「えぇ。知ってるでしょう？�狆�さな探偵�瓩髻�」
「江戸川コナン…？」
「ご名答。バーボン…彼が潜入している喫茶店によくいる小学生。･･･彼に手を出さない事が条件よ。」
「へぇ…？その小学生探偵に随分惚れ込んでるんだね、ベルモット。どういう関係が聞いても？」
「失礼ね、テネシー。
Ladyの恋心を無闇矢鱈と聞き出すのはご法度よ。」
「恋心…ねぇ。妬けるなぁ。
それにしても、どうして僕がその小学生を知っているってわかったの？ベルモット」
監視の事を知らないのなら、僕が潜入している事も知らないのでは？
それとも、ジンから監視以外のことは聞いている？
「あの喫茶店に潜入したことは知っていたわ。
監視の事は知らなかったけれど…ジンに聞けば、別件で潜入させているって言っていたから。」
「あぁ…バーボン絡みだとは思わなかったと。」
「えぇ。二人はお互いの顔も知らないし、組織の構成員だと気付く事はない。ってね？まさか監視の為に潜入しているだなんて思いもしなかったわ。」
�犹笋世叡膣岾阿譴澆燭い犬磴覆き�
そう言って髪をかきあげる彼女に、クスリと笑う。
「バーボンには内密に。」
「…はいはい。
貴方の仕事の邪魔はしたくないものね。」
�爐修譴如牒�
「私の条件、飲んでくれるわよね？」
「勿論。ありがとう、ベルモット」
「結局貴方に弱いのよ、私。
銃口を向けてごめんなさいね？テネシー」
ｶﾂﾝ…と靴音を鳴らし、彼女は一歩、また一歩と僕に近づく。
「貴方の目はとても綺麗ね。」
「暗くて分からないでしょ？」
「いいえ？見えるわ。…凄く綺麗よ、シュウ」
ベルモットの指が、僕の右瞼を擦る。
円を描くように、そして時には力を入れながら。
何かを、
探る、ようにーー･･･
「vermouth(ベルモット)」
深く息を吐き、彼女の耳元に口を寄せる。
「悪戯は何も招かない。美しい僕のSugar pie…今日はこの辺で、お別れを。」
そう呟けば、観念した。とでも言うように彼女は僕から身を離した。
「…とても楽しい夜をありがとう。my little doll」
「こちらこそ。」
「彼のデータはまた送るわ。確認して頂戴」
「ありがとう。僕とベルモットだけの秘密だよ？」
「ふふっ…そうね、私と貴方だけの秘密。」
妖しく輝く月の光が僕らを照らせば、彼女は踵を返し闇夜へ姿を消したーー･･･。
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ウロ・イライジャ - 続きとても気になります！更新頑張ってください！！ (7月2日 17時) (
レス) @page17 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
スモーカー大佐 - バイブスってフルーティーなやつじゃないっけ？ココナッツはブラックデビル？ (2021年8月1日 0時) (レス) id: 0a40dd57b7 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - とても面白い作品ですし、設定とか凄く私好みです！ 更新頑張って下さい！ (2019年1月2日 11時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
Na(ナトリウム) - あ¨ぁぁぁぁ凄い続き気になる！！！ 連載頑張って下さい！応援してます！ (2019年1月1日 13時) (レス) id: 5c25dd42fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコカシス@ソーダ | 作成日時：2018年10月30日 17時
