episode13〜信じられない真実〜 ページ15
私「…アヤトくん、どうしたの?」
アヤトくんは目を丸くした。
ア「Aの血、さっきと味が変わってる…」
へ?
私は唖然とした。
それって、どういう事?!
私は信じられなかった。
私の血の味が変わってるって、どういう事なの?!
目を丸くし、オロオロしていると、アヤト君が左耳の方に顔を近づけた。
ア「とにかく吸うぞ。ん…」
私「…んんっ…///」
アヤトくんは容赦なく、左の耳たぶを噛んだ。
私は動揺してたせいか、声をあげることも出来なかった。
しばらく、血を吸う音が響いていた。
やがて、アヤトくんは吸うのをやめ、信じられないといった表情で私を見つめた。
ア「お前もしかしたら、親父の血が流れてるのかもしんねぇ」
はあっ!?
私はびっくり!
なんでアヤトくんのお父さんの血が私に流れてるの!?
今日、初めてアヤトくんと話して、初めて吸血されたというのに。
私は声をあげた。
私「それってどういう事なの!?なんで赤の他人のはずのアヤトくんのお父さんの血が、私に流れてるわけ?!」
アヤトくんは、我を忘れている私をなだめるように、静かに呟いた。
ア「昔こんな話を聞いた。オレの親父は、オレの叔父に自分の心臓の一部を渡した。そして、その一部の心臓を将来、オレと出会う女の心臓に移植した。その女の名は…」
そこで言葉を切り、私を見つめた。
ア「赤崎A。」
私「……っ!」
私は目を見開き、呆然とした。
そんなことって…。
アヤトくんは窓辺に近づき、腕を組んだ。
ア「心臓を移された女の血は、感情によって味が変わり、初めて吸血された日から一か月後、親父の嫁になる…と。」
アヤトくんは息をついた。
ア「ま、これはオレがガキの頃に又聞きした情報なんだけどな。この話が真実かどうか分かんねぇから、とりあえず信じない方向でって…おいA、聞いてんのか?」
アヤトくんに問われたけど、私は愕然としていた。
私、これからどうなるの…
一か月後、私はアヤトくんのお父さんの嫁になるの?
そんなの、嫌。
私が好きなのは…
私はちらっとアヤトくんの方を見た。
けど、アヤトくんは窓から見える月を睨みつけていた。
まるで、相手を軽蔑するような目で…
episode15〜告白と気持ちの関係〜→←episode12〜血糊の夜〜
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます!更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです!応援よろしくお願いします! (2017年10月23日 22時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます!ヘタな終わり方ですみません!本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です!本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます!本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます!喜んでくださってなによりです!これからも応援よろしくお願いします! (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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