8.秘密だよ ページ9
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私の横には今ナルトくんが座っている
あの、夢にまで見たナルトくんがいる!
どうしよう、どうしよう…
ナルトくんが横にry
「名前!!」
『はえ!?な、なに!?』
突然大声で呼ばれて驚き辺りを見まわす
『ナ、ナルトくん、どうしたの?』
いろんな意味で心臓バクバクだ
「俺ってばずっと呼んでるのに、名前てば返事しねえんだもん」
『あはは…ごめんね』
考え事していて全く聞こえなかったや
「別にいいってばよ!それより、俺さ!今から火影の顔岩に落書きしてくるってばよ!」
あー、そういえばそうか…
『落書きか…わかった!ほどほどにね!』
「だーいじょうぶだってばよー!」
そういってナルトくんは駆けていった
することがなくなった私は辺りを見まわし、サスケとサクラがいるのを見つけた
『こんにちは!』
「名前ちゃん!私、サクラよ!よろしく!」
そういってサクラは笑う
ほんと可愛い
『うん!私のことは呼び捨てでいいよ!よろしくね!』
サクラ「わかったわ!ありがとう!」
そういってニコニコ笑うサクラはほんと可愛いと思う。
『君は?』
そう、サスケに声をかけた。
「フン」
やはりそうくるか…!
まあそうだろうとは思ったけどね!!
サクラは横でオロオロしている。
多分私もサスケが好きって思ってるのかな。
『ほうほう、うちはサスケくんだね』
「なっ!?」
ははは、なんで知ってるって顔してるね。
『秘密だよー』
「フン!」
サスケとの挨拶はそこまでにして、私はサクラに耳打ちする。
『私はサスケくんのこと友達として好きだから大丈夫だよ』
そうすればサクラは、顔を真っ赤にして微笑んだ。
…ほんと可愛いなぁ…。
私もニコッて笑いかけて、席につく。
その笑顔に見ているものが顔を赤くしていたなんて知りもしない名前。
そしてその笑顔に救われる人がいるってことも知りもしない名前だった。
はやくナルトくん帰ってこないかなー…。
などと呑気に思っている名前には当分わからないだろう。
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作者名:紫苑歌 | 作者ホームページ:http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/
作成日時:2015年7月12日 3時