6.家 ページ7
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ああー!!もう!!
火影様ってあんなに極端な人だったかな…
明後日が試験って私危ないじゃーん!!
家帰ってさっさと勉強せねば!!
『よし、ここかな…』
どこか見たことあるような家だったけど、まあいいか。自分の家の玄関にきてドアを開ける
殺風景かと思えば家具がいろいろあった
部屋に入り早速アカデミー卒業に必要な分身の術を練習することにした
印は覚えている。なぜなら向こうの世界で本を買い熟読したからだ
あ、今のシノっぽかったよね!
まあそんなことはいい。はやく覚えなければ
私は素早く印を結び分身の術を唱えた
ボンっと音がし、気付くと私と同じ人が4人いた
しかしまだどこか違う。
もう一度素早く結び、チャクラを多めにした
先程とは違い今度は全ての分身が完璧にできていた
『できた…』
自分でも驚くほどはやくできた
トリップした時についてきたのかな…
「そうだよ」
『わふ!!?』
「なにそれ、ははは」
突然聞こえた神様の声に驚き途轍もないほど変な声が出た
『わ、笑わないでよ。あなたが突然でてくるからでしょ』
「ははは、ごめんごめん、少し伝えるのを忘れていたことがあったからね」
まだ少し笑っている神様を睨みつければ、笑うのをやめた。
『なによ、それ』
「あ、名前がねトリップする時に僕がいろいろ設定をつけてあげたんだ」
『設定?』
「そう、さっきみたいに一回いろいろチャクラを調節しなければ失敗するけれどほぼ完璧に印を結べる。すぐに術を唱えることができるようになってるよ」
なるほどそれでさっきできたんだ
「そうそう」
『だから心との会話をやめてください。きもいです』
ズバッというと神様は酷いと泣く真似をする。
「グスッ…まあ君はもともと身体能力は高かったからそこは変えてないよ。この世界で鍛錬をすればもっと伸びると思うし」
そっか、頑張らなければならないね
『いろいろありがとね。それからこの家具神様がつけてくれたんでしょ?最初は火影様かと思ったけどそれより神様の方がしやすそうだし』
「そうだよ」
『ありがとう』
そう笑めば神様は何故か顔を赤くしそっぽを向いた
「別にいいよ、俺がしたくてしただけだし。それじゃ、この世界で頑張るんだよ」
『うん!本当にありがとう。また話そうね!』
そういうと、声は聞こえなくなった
…よし、頑張らなければ!
私はまた練習することにした
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作者名:紫苑歌 | 作者ホームページ:http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/
作成日時:2015年7月12日 3時