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4.始まり ページ5

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『はうええぇぇぇぇええ!!?』




未だに名前は奇声をあげ、落下していた。




ドスン


突然の衝撃に、全身に電気が走ったような痛みに襲われ床を転げまわる。



『いっつああぁぁぁ!!!何さ!!あの神!!私をそのまま落としやがって!!!』


痛すぎるわ!!死ぬかと思ったっての!!!



「おぬし…」


床を転げ回っていると、突然声が降ってくる。

空耳かと思い、でてきそうになった涙を拭いながら座る。



「おーい」



あ、空耳じゃなかったみたい。

誰かと思いあたりをキョロキョロ見回してみれば、どこかで見たことある風景が目に入る。


そして、白髪で髭が生えたこれまた、どこかで見たことある顔が私を見下ろしていた。


「おぬし、突然この部屋に落ちてきたが何者じゃ?」



突然ふってきた

そういわれ天井を見が、穴があいた形跡はない。


あるぇ?
…どうやって落としたんだろあのあほ神。



『あー、えっとですね、はい…簡潔にいえば空間からですね』


その白髪のおいさん、火影様に私はそう告げる。



「空間じゃと…?」

『はい…』



やはり火影なだけに威圧感ハンパない。



「おぬし…もう少し詳しく説明してくれないかのぉ?」


あは…は…、やっぱそうなるか…。
まあそれもそうだ、忍の世界だし。
それも火影様の部屋に出てきたとなれば

警戒されてもおかしくはない。



『…信じてもらえないかもしれないですけど、わかりました。お話します』


そういって、私は事の経緯を火影様に説明した。
原作のことも。



「ほう…異世界からきたとな…。そうか…もしかするとおぬしが…」

火影様はそういって1人頷く。

『あの…?』

「ああ、すまんかった。そうか…異世界から…わしは信じてみることにするかのぉ」


その言葉に驚愕した。
…こんな素性もしれない私を信じてくれるなんて。

あぁ、そうだった…火影様って優しいんだった。

それにしても爺さん……火影なのにそんな簡単に信じて大丈夫かえ?

まあいいか…嬉しいことに変わりはない。

『ありがとうございます…!』


そういって泣きそうになったのを堪え笑顔を向ける。


《ほう…これはこれは…》


火影は密かに心の中で向けられた笑顔に、なにかの確信を得ていた。


この子は何かを変えてくれると。





ここで、私の物語ははじまった。

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設定タグ:NARUTO , うずまきナルト , うちはサスケ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:紫苑歌 | 作者ホームページ:http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/  
作成日時:2015年7月12日 3時

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