30.コピー忍者再び!! ページ31
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手裏剣に変化してたナルトくんは再不斬をカカシ先生を閉じ込めている水牢から手を離させた。
『ナルトくん！！危ない！！！』
再不斬はナルトくんに向かって風魔手裏剣を投げる。
だが、間一髪でそれを、カカシ先生が受け止める。
ふぅ…セーフ…よかった…体の力が抜けそうだよ。
｢成長したな…お前ら…｣
『カカシ先生…怪我見せてください、先生は再不斬から目を離さないでくださいね、すぐ終わります』
私は10秒足らずで傷を治した。
よし、こんなもんかな
ｶｶｼ《…すごいな…》
再不斬はさっきの失態をつらつらと述べ始めた。
だがカカシ先生はそれは違うという。
｢言っておくがオレに二度同じ術は通用しない｣
そういって、再不斬を試すカカシ先生。
次の瞬間、再不斬と、カカシ先生の戦闘が始まった。
再不斬が結ぶ印を同じ速度でカカシ先生が結んでいる。
これこそが、コピー忍者はたけカカシ…。
｢終わりだ…｣
カカシ先生がかけた術の方がはやく、その術に再不斬は飲み込まれる。
｢お前には未来が見えるのか！？｣
｢ああ…お前は死ぬ｣
そう先生がいった途端何処からともなく、千本が飛んでくる。
その千本が再不斬の首に刺さる。
｢フフ…本当だ、死んじゃった｣
カカシ先生が生死を確認すると、やはり再不斬は死んでいるらしい。
この面を被った少年は霧隠れの追い忍らしい。
私達とたいして変わらない年齢が追い忍をやっている。
私・ｶ《ただのガキ/子供じゃないね/よ》
ナルトくんは自分たちとあまり変わらない年齢なのにいとも簡単に再不斬を殺したことに納得できないらしい。
私もできない。
それにこの子は…
｢この世界にゃお前より年下でオレより強いガキもいる｣
そういって、私も見るカカシ先生。
少年は、再不斬を背負って何処かへ消えた。
やっと、終わった闘い。
帰ろうとしたとき、カカシ先生はチャクラ切れでぶっ倒れた。
『たく…無茶しすぎですよ…カカシ先生』
｢はは…ごめんね…｣
大丈夫です、といって皆とカカシ先生を背負い、タズナさんの家まで向かう。
『ナルトくん守ってくれて、ありがとうございました…おやすみなさいカカシ先生』
そういって微笑んだ。
その頃、サスケは名前のあの強さに悔しさと、それとは別の感情が胸の内にあることに気づき戸惑っていた。
そんなこと知るよしもない名前は笑顔でナルトと話していた。
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作者名：紫苑歌 | 作者ホームページ：http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/
作成日時：2015年7月12日 3時
