29.ナルトの秘策 ページ30
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「すまなかったなお前ら……思う存分に闘ってくれ」
再不斬はまだ私たちが闘うということに笑っていた。
そして自分の過去を話始めた。
その過去は悲惨なものだった。
"血霧の里"と呼ばれた霧隠れの里には忍者になるための最大の難関があったらしい。
それは卒業試験らしく、生徒同士の『殺し合い』だそうだ。
10年前、悪鬼が現れたという。
そいつは、なんの躊躇もなく、ためらいもなく、忍者の資格も得ていない幼い少年が100人を超えるその年の受験者を殺したのだという。
その少年がこの『桃地再不斬』らしい。
なんとも気味の悪い顔で笑っている。
そんな目でみられれば鳥肌がたつ。
その時、サスケが再不斬によって蹴られ、殴られた。
「死ね…」
『サスケェェ!!!』
…っ!今すぐにでもぶっ飛ばしたい衝動に駆られるが、ナルトくんがやってくれる筈なのでなんとか堪える。
「影分身の術!!!」
かなりの数で飛び込んだナルトくんだけど再不斬にふっとばされる
っ!!
『水遁・
さっきとは違い今度は的確に再不斬を狙って飛ばしていく。
「うがァ…!」
私がなんとか食い止めているうちにナルトくんはサスケに風魔手裏剣を投げる
「風魔手裏剣、影風車!!!」
サスケは本体に向かって手裏剣を投げる。
その影に手裏剣を潜ませていた。
だが、再不斬はそれを避ける。
サスケとナルトくんはそれを狙ってたかのように
ニヤッと笑う。
その手裏剣はナルトくん本体だよ、再不斬。
名前《いっけぇっ…》
ナルト《ここだぁっ!!》
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作者名:紫苑歌 | 作者ホームページ:http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/
作成日時:2015年7月12日 3時