26.鬼人!!桃地再不斬!? ページ27
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「それ以上は出血多量で死ぬぞ」
カカシ先生は語尾にハートをつけながら、ナルトくんを心配…脅している。
脅してどうすんだか…
『ナルトくん、来て』
できるかわからないけど物は試しよね。
「名前!!オ、オレってば!!」
『大丈夫よ、ちょっと見せて』
治療なんて初めてだからな…塞がりかけてるし、
とりあえず傷口に手をかけて治りますようにと祈ってみる
すると見る見るうちに傷口は完全に塞がった
「ふ、塞がった…あ、ありがとうってばよ!」
ナルトくんは笑顔でお礼をいってくる。
ふふ、ナルトくんを守れるならなんでもするよ。
向こうでやったー、とか、わー、とかいっているナルトくんを笑顔で見ていたら、ふと視線を感じ振り向けばカカシ先生がこちらを見ていた。
あは、は…、感の鋭いカカシ先生だからね…たぶん薄々何かに気づき始めてるだろうね…。
それに気づかないフリをしてタズナさんの元へ向かう。
『タズナさん…お話きかせてもらえますか』
そういうとタズナさんは観念して話始める。
話は、やはりこの任務はナルトたちの任務外だということ
そしてタズナは恐ろしい男に命を狙われているということだった
そいつの名前は海運会社の大富豪『ガトー』
表向きは海運会社、裏ではギャングや忍を使い麻薬、禁制品の密売、果ては企業や国ののっとりといった、悪どい商売を業としている男らしい
おそらく先程の忍者はガトーの手の者だろう
波の国は貧しい国、大名ですらお金を持っていない、高額なBランクを依頼するようなお金も持っていないらしい
「なーにお前らが気にすることはない。ワシが死んでも10歳になる可愛い孫が一日中泣くだけじゃ!!」
などと、どうも作戦のような企みのようなことを私たちにいってきたタズナさん
……要するに助けろと…まさに最悪の依頼人ね。
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しばらく波に揺られていると、船は止まった
タズナさんを送っている途中、突然ナルトくんがクナイを投げる。
『ナ、ナルトくん、静かにね…』
私や皆に怒られたナルトくんだが、まだ懲りてないらしくまた投げる
だがそこにはいたのだ、白兎が。
ピクッ
殺気を感じて上を見上げれば、再不斬がいた
カカシ先生も気づいたらしく皆にふせろという
私は急いでナルトくんの元へ行きサクラも纏めてふせさせた
「こいつはさっきの奴らとはケタが違う、名前、こいつら頼んだぞ」
いわれなくともそうするつもりですよ。
私が皆を守る。
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作者名:紫苑歌 | 作者ホームページ:http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/
作成日時:2015年7月12日 3時