【NARUTO】今日もまた君に恋をする (ページ3)

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２.空間ページ3

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ナルトくん……ナルトくん…

一度でいいから、会いたいよ…

ナルトくん……

バチッという音を立て
自分でもびっくりするくらい勢い良く目を開けた。

目をあけた先に見えたのは、ただ真っ白とした何もない空間だった。

真っ白、どこをどう見ても真っ白。

まだ脳が覚醒せず、夢かなどと思う。

『ここ…どこだろう』

「ここ？ここは、ただの空間だよ」

『ふーん、そうなんだー』

「うん」

ただの空間か。

…………
…………………

『は！！？』

突然聞こえた声に普通に反応しちゃったよ！！

「反応遅いよ…泣くよ…」

『あ、すいません…』

なんだろう…謝っちゃったよ…。

『あの、あなたは誰ですか…？』

「俺？俺は神だよ」

『あ、そうですか、頭打たれたのですね…可哀想に…病i「打ってないから！」そうですか…』

なんだ…突然神とかいいだしたよこの人は。
頭打った以外考えられないでしょ。

「それより、君の名前は？」

神とかいったあとにはなんか普通に話してるし。
まあいいか。

『苗字名前です』

名前か…などといってその綺麗な目を細めた。

『で！実際ここはどこなんですか？』

「だから、ここは空間。俺が扱っている場所」

またこうやっていう。

『だから、どういう意味？』

どういう意味かわからず首を傾げる。

「名前、この空間にくる前、トラックに轢かれなかった？」

トラック…トラック…そこでハッと気付き頷く。

そういえば私、NARUTOの本を手に入れて帰る途中、子供を助けてトラックに轢かれたんだった。

………………ってな、る、とオオオォォ！！！！！

『そう！轢かれた！！そして私のNARUTOは！？』

私の突然の叫び声に、目の前の人物は驚いている。

「あ、あぁ、たぶんお前のあっちの荷物は全て置いてきている」

あっち？あっちってどこ？

「あっちっていうのはお前の生きていた世界だよ」

ふーん、そうなんだ。
……あれ？私今声にだしたっけ？

「だしてないよ」

！？

『あなた、人の心が読めるの？』

「あぁ、俺は神だからな。それからあっちの世界でのお前は死んでいる。トラックに轢かれたせいだな」

神か…、なんか本当な気がしてきた。
なんか、無駄に神々しいし←

私は死んでいるか…しょうがないね。
子供が助かったならそれで嬉しいから。

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