16.木ノ葉丸 ページ17
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『火影の名前はねそんな簡単に名乗れないの。強くならなくちゃ、心も、ね？木ノ葉丸くんはもっと強くなれるよ！だから頑張ろう？』
そうやってニコッて笑えば木ノ葉丸くんは驚いた顔になったあと、笑顔で頷いてくれた。
うん、可愛い。
その時木の上から声がした。
「見つけましたぞ！！」
ｴﾋﾞｽ《
エビスさんは冷たい目でナルトくんを見ていた
いつ見てもそういう目は私をイライラさせる
ﾅﾙﾄ《…くっ…またあの目だ…どいつもこいつも…》
ナルトくん…
私はギロッとエビスさんを睨みつける
そしてボソッと《むっつりスケベが…》
っていえば顔を真っ赤にし、ワナワナと震えていた
「火影様とは仁･義･礼･智･忠･信･考･『長い』…」
『長い』
私がそういえばピタリと喋るのをやめるエビスさん。
その時木ノ葉丸くんが変化をした。
「くらえ！！おいろけの術！！！」
ここではまだ大丈夫なエビスさんだったが、ナルトくんのハーレムの術で倒れてしまった
うん、さすがムッツリ。
木ノ葉丸くんはエビスさんを倒せなかったことに悔やんでいた。
「里の誰もが認める最高の忍者、火影って名前をうばうってんだからよ、色々やなことだらけで、いろいろ迷うことばっかだろーし」
ナルトくん…、どれだけ小さな時から耐えてきたのだろう
ナルトくんの力に、支えになりたい…
「オレだってオレのこと認めてくれる人が二人できたけど」
ナルトくんはそういって私を見て、ニッと笑う。
その笑顔に胸が高鳴る。
ああ…ほんとに好きだなぁ…
「それだけでもスッゲー大変だったんだぞ！！やっぱ覚悟しとかなきゃな」
その言葉に木ノ葉丸くんは首を傾げる
「みんながみんな認めてくれる、火影ってスゲー名前語るのによーお！ぜってェー！近道なんかねェーってことはよ！！」
…！
木ノ葉丸くんはナルトくん子分をやめ、ライバルと宣言をした。
そこで修行は終わりそれぞれ帰っていった。
私はというと、まだその場でぼーっとしている。
未だに胸の高鳴りがおさまらない。
はあ…これ以上好きになっちゃいけないのに、好きになっちゃうよ…。
ナルトくん…
『好きだよ……ナルトくん…』
そういって空に手を伸ばす。
届かないこの想い。
せめて想うだけなら…許されるでしょ…。
その姿を一人の人物が見ていたことなんてこの時の私はまだ知らなかった
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17.3人1組(ｽﾘｰﾏﾝｾﾙ)→←15.簡単じゃないんだよ
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作者名：紫苑歌 | 作者ホームページ：http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/
作成日時：2015年7月12日 3時
