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1.プロローグ ページ2

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『ふふんふふ〜んふふふ〜ん♪』


鼻歌を歌いながら私は今、道を歩いている。

いや、道じゃなかったらいったいどこを歩けっていうのかって話だけど
今はそんなことどうでもいい。

今日はNARUTOの新巻が発売される日。


NARUTOが大好きな私にとってこれほど嬉しい日なんてない。


ん?…いや、あった…。
NARUTOのアニメがあってるときか…。

あれが一番嬉しいときか。

動いてるナルトくんを見れる日なんて1週間に1度しかないのだから。



まあそれは置いといて早く買いに行かねば!!


私は猛スピードで本屋までいった。





「ありがとうございましたー」



本を手に入れた私は家でゆっくり見るため、
再び猛スピードで走りだした。



その帰る途中信号に差し掛かり、変わるのを待っていた。

もうすぐ青に変わる
そんなとき、突然向こうから子供が赤信号がよめないのか、走ってきていた。


待って、親はなにしてるの!?


今は赤信号で道路には車がかなり通っている。


そのとき、ちょうどトラックが向かってきているのが見えた。



クラクションがなる。



『危ない!!』



咄嗟に飛びだした私は男の子を庇う。


抱きかかえて走るが、トラックのスピードのほうがはやい。
それにもう、走るほどの余裕がなくなっている。

私たちはトラックにはねられ反対車線に飛んだ。



『…っ…』



痛すぎて言葉もでない。


どうやら子供は怪我もなく無事っぽい。



…よかった…。

欲をいえば…死ぬ前にNARUTO…見たかったなぁ…。




…ナルトくん…、一度でいいから

会いたかったなぁ…。




もう死ぬっていうのに、こんなときでもそんなことを思っているのは、世界中どこを探しても私くらいだろう。



遠くで声をかけられている気がするが、だんだんと意識が遠くなっていく。



そして、プツッと何かが切れる音がしたと同時に、


私の意識はそこでなくなった。


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設定タグ:NARUTO , うずまきナルト , うちはサスケ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:紫苑歌 | 作者ホームページ:http://id52.fm-p.jp/615/tsuna101413/  
作成日時:2015年7月12日 3時

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