左足の負担 ページ9
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「もう結構です。アンタの話を聞いてると、イライラします。もっと、綺麗事なんて言わない理論的な人だと思ってました。」
「イライラするって、私は君が放っておけなくて、ためになりたかっただけなんだけど。」
「中途半端な助けなんていりません。……１つ、アンタでも助けになれることがありますけど。」
すると、今度は先程よりも強く突き飛ばし、紫音は茂みの横に尻もちをついた。
手を出すと言うなら、もう紫音もしつこくする気はない。
「(結局何も出来なかったか……。私があの時してもらいたかったことと、君のされたいことは違うんだね。)」
最後まで攻撃的な姿勢を解かなかった一星に、紫音は悲しげな目を向けた。
諦めたように俯いて、立ち上がろうとしたが、それは彼に足を踏まれたことによって阻まれた。
「痛っ。ちょっと、足はやめて。怪我したくないから。」
「その怪我をさせようとしてるんですけど。」
「私でも助けになれることって、これ？イナズマジャパンを負かすため、戦力を削ぐために？」
「頭の回転は速いですね。……そうです。
アンタが俺のために動いてくれるなら、俺は日本を敗退させるために、アンタを潰す。」
敵意剥き出しのギラっとした目に、嘘や冗談はなかった。
倒すまでの過程が長かったので、多少の迷いはあるようだが、表情には本気しか映らない。
流石に簡単に折ることは出来ない筈だから、悪くて捻挫だろう。
一星は倒れる紫音の前にしゃがみこんで、左足首を土足で踏みながら、紫音が音を上げるのを待っている。
「やめて、さっさと降りて。」
中学生男子の力は強くて、かけられる体重は足に負担で、既に紫音は顔を歪めていた。
勿論手で押し返したり、足を引き抜こうとしたりしているが、向こうもやはり運動量故か、簡単には倒れない。
もうタイツが破けそうとか、汚れそうとかは気にしていられなかった。
負担をかけられる左足がとにかく痛くて、まるで一星の憎しみをそのまま受け取っているかのような苦しさだった。
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ツナ(プロフ) - ルカ☆さん» (続き)台本書きは控えています。一章は名前を入れていましたが納得いかず、今手直しをしているところです。ともあれ、読みづらい思いをさせてしまってすみません。表現を変えたり口調をハッキリさせたりと工夫はしていくつもりです。ご希望に添えなくてごめんなさい。 (2020年11月28日 1時) (
レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - ルカ☆さん» 返信遅れてごめんなさい、ご意見ありがとうございます！台本書きのことでしょうか？これは私事ですが、作品を作り始めた理由の１つに文章の練習という目的があります。台本書きにするとやはり書くのが簡単になってしまい、より一般の小説に近付けるために(続きます) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ☆(プロフ) - ツナさんコメント失礼します出来たらでいいんですけどキャラが喋る時の最初にキャラの名前をつけて欲しいんです少しだけ読みづらいので出来たらお願いします。これからも更新頑張ってください良ければ私の作品も見ていただけると嬉しいです (2020年11月13日 7時) (レス) id: 3f28176c24 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - わたぐもさん» 温かいコメントありがとうございます！更新頻度が落ちてしまって本当に本当にすみません...。文章は全然練習中なのですが、褒めていただいて嬉しいです！ (2020年10月18日 16時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
わたぐも(プロフ) - この小説の更新きてるとすっごく嬉しくなります！ツナさんの文章、すきです(*´-`*) (2020年10月18日 0時) (レス) id: 08072a37d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年8月31日 20時
