淡い淡い夢を見た【青葉城西】【裏切り】

淡い19 ページ22

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放課後




いつものように無視されて





それでも何が気に食わないのか、悪口を言われる





矛盾してるよ、本当






あいつらが私を裏切り者にする理由は、許せなかったからだけじゃない





きっと、









楽しいから









誰かを見下して、いじめる心地良さを知ったから






ほら、やっぱり






バカばっかり






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水道場、一人スポドリの後片付けをする






相変わらず心愛ちゃんは来ていない






ま、どうせ仲良く喋ってるだけだろうけど





そう思ってたのに急に体育館の扉が開いたと思ったら





心愛ちゃんが出てきた





一瞬ぶつかる視線





何がおかしい





心愛ちゃん、今までにないくらい嬉しそう





頭の中で嫌な予感がする





心「先輩、今日も来てるんですか〜？」




貴「……何かまずい？言ったよね、ここが私の居場所だって。」




貼り付けた笑顔でニッコリ笑っていた心愛ちゃんの顔が急に真面目になる




心「先輩、そんな事言えるのも今日で最後です。」





そういうと、心愛ちゃんは忍ばせていたらしいカッターを取り出して






自分の腕に思い切り突き刺した





そして、そのカッターを私に向かって放り投げた







心「きゃっーーーーー！！！！！！」





悲劇まであと数秒

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