淡い淡い夢を見た【青葉城西】【裏切り】

淡い12 ページ13

岩「はあ？何言ってるんだ、お前。」


及「そーだよ、頭もおかしくなったの？」




久しぶりのまともな会話がこんなのってどうなんだろう




貴「…岩ちゃんだけじゃないよ、みんなも…このバレー部自体もね。」





臆せず、はっきりと告げた





姫宮さんがいたら厄介だな、と思ってあたりを見渡してみたけど





今日はどうやらいないらしい





それなら好都合だ





及「何言ってるの？変わったのは俺たちじゃない、お前が変わったんだよ。仲間を裏切るような奴にね。」






まだ、あの子のこと信じてるんだ






何を思ってあの子のことを信じてるのか





私にはさっぱりわからないや







貴「そっか、もう君たちは私の知ってる君たちじゃないんだね。ならしょうがない。」





もう、いい





あの子がいないなら、今日は帰ってやろう




私だって暇じゃないんだ





私は体育館の角に置いていた荷物を持つと出口に向かって歩く





岩「おい、どこ行く気だよ。」





途中、岩ちゃんに腕を掴まれる




それ、地味に痛いんだけど





貴「どこに？どこだっていいでしょ。裏切り者は邪魔すんなって言ったのはみんなだよ？」





岩ちゃん以外のみんなにも聞こえるように言う






岩ちゃんの手は名残惜しいように掴んでいた私の腕を離した




ーーーーー月ゆきーーーーー

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こんなにしてもらえるなんて、作者初めてですごい嬉しいですT^T
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