ガチ恋×ガチ恋【天月】

ガチ恋×に ページ4

side-kawayu

朝練が終わり、私達はそれぞれの教室へ戻った。

「河輪由さん、今日日直だからこれ、よろしくね。」

『わかった。』
正直、日直の事忘れてたー。日直、ペア制だから、ペアの子に言いに行かないとだ。

『えーっと…天宮君か。』

天宮君とかぁ。めんどい。はぁ。
もう来てるし、言お。

『おはよう、天宮君。今日、日直だからよろしくね。』

「あ、忘れてたー。よろしく、河輪由さん。」

……なんか聞いた事ある声。まぁ、違うか！

『じゃあ日誌お願いしていい？』

「え？」

『うち、字が下手だから読みやすいようにさ。』

「あぁー、わかった。」

『ありがとう！HRは任せて。』

「はーい。」




昼休み

『もうやだー。』

「どうしたのー？」

『日直めんどくさい。』

「あぁー、あるよね。僕も日直の時めんどうだもん。」

「私もー！私のとこ変わってるから！」

『はぁ。しかも、天宮君だし。』

「あぁー、あの。」

『うん。もういいや！歌でも聞こう！』

「チェチェチェックワンツー？」

『くらげPさんじゃないから。うちの推しは天月さん！もっと言うなら甘党加湿器ぃぃぃい！』

「流石Aちゃん。」

『まあねー！』

そう言って私は『ハイドアンド・シーク』の歌みたを流した。

「ハイドアンド・シークか。良いよね。僕はsou君のも好きだけど。」

「わたしの未成年観測はー？」

『くらげPさんじゃないから！』

「あ、今日日直なら遅くなるよね。」

『確かに。』

「気をつけて帰りなよ？」

『うん！ありがとう〜。』

ガチ恋×さん→←ガチ恋×いち

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す