第三十七話 ページ45
『………ッどういうこと?私は』
虚「ええ、直接は初めましてですよ。でも、松陽も私の一部なんですよ……。そう聞いたでしょう?」
『………先生の中で、見ていた……………?』
虚「ええ。」
肯定しながらも愛撫する彼。
怯え怯むのをなんとか隠す私。
傍から見たらどんな昼ドラの山にも勝る衝撃だろうし、当事者である私は畏怖嫌厭の情で目の前が霞む。
こんなことある?
いやまぁ、自分で選んだけど……。
あのままで居たら確実に……
だって、奈落の元頭領よ?
行動力と諸々の力が人類史上稀に見る需要と供給の一致率を示しているんだよ?
それに、元々は幕府側(と言っても難しい判定だけど)何しでかすか分かったもんじゃない。
でも、大丈夫。
アイツらは…………きっと。
ー
新八side
Aさんがいなくなったと聞いて、神楽ちゃんと桂さんの所へ来た。
説明すると膝の上で握り拳を作り、今にも爆発しそうな勢いだ。
きっと、かけがえのない人なのだろう。
銀さんもそうなように。
神楽「大丈夫アル!!今なら真選組も見逃してくれるアル!だから!!」
桂「あぁ、分かっている。だが、まだ奈落のアジトは分かっていない。何か情報があればすぐに言ってくれ。我ら攘夷党も何かわかれば伝えよう。
もうすでに動いているがな。」
そういい、障子の奥を見る桂。
それにつられて二人も振り向くと、人影がバタバタと忙しなく動いている。
偶に奈落とか朧とか微かに聞こえなくもない。
皆、探してるんだ。
Aさん。
どこに居るんですか。
会って間もないけど、初めて僕のこと名前で覚えてくれたし、沖田さん達も大切に思ってるんです。
ずっと探してるんです。
桂さんだって。
新八「桂さん。宜しくお願いします。」
桂「あぁ。こちらこそだ。お姉ちゃんを見つけたら、攘夷党に入ってもらおうと思っていてな。君達も銀時も一緒に((神楽「Aは真選組アルよ。」何!?」
桂「そうか、お姉ちゃんは……幕府をも虜にしてしまったわけか。」
成程、と一人で納得してる桂さん。
強ち間違ってないんだよな。これが。
そう思いながらも、攘夷党アジトを後にした。
新八「神楽ちゃん、僕たちは」
神楽「あ、ジミー」
山崎「……その様子は攘夷党に協力を?」
ーー
歯切れ悪くてごめん。続きます。
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きーちゃん(プロフ) - 若さん» ありがとうございます!是非是非ずっと高杉推しでいてください!!そしていつか語りましょう!更新頑張ります! (2021年2月13日 12時) (レス) id: f1aa6b17a1 (このIDを非表示/違反報告)
若(プロフ) - 10年以上ひたすら高杉くん推しです笑 更新頑張ってください! (2021年2月2日 14時) (レス) id: db1102337a (このIDを非表示/違反報告)
きーちゃん(プロフ) - 黄身。さん» 私は高杉+土方+近藤さんです!ギャップがたまらんのです……。更新頑張ります!! (2020年11月26日 20時) (レス) id: f1aa6b17a1 (このIDを非表示/違反報告)
黄身。 - きーちゃんさん» すごく面白いですね!これからの更新待ってます(催促しているわけではないので、へー…ぐらいで留めといてください)ちなみに同担さんだったら、ごめんなさいなんですけど私は沖田さんが好きですかねwあのドSっぷりがたまらなく好きですw!きーさんは誰が好きですか? (2020年11月26日 20時) (レス) id: f1a77dab98 (このIDを非表示/違反報告)
きーちゃん(プロフ) - コメントありがとうございます!トリップしたいですよねー!沖田を生で見たい…。更新頑張ります! (2020年11月24日 5時) (レス) id: 3dd84b7f6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きーちゃん | 作成日時:2020年10月16日 20時