殺戮の女神 3【殺戮の天使】

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ザック「どういうことなんだよ！

ここにきてお前のフロアで俺らはお前に殺されんのか！？」


レイ「違う、違うの。それは違う...っ」


ダニー「ねぇレイチェル。もう嘘はいけないよ。

分かってくれよ。僕、君の頭を撃ち抜きたくない」


ダニー先生がレイの顬に銃口を向けた


『ダニー先生...！！』


ダニー「A、少し黙ってくれないか。
僕だって必死なんだ。ここで彼女に分からせてあげないと！

レイチェルは自分の“理想の家族”を求めて親を殺した女の子だ。僕はそんな彼女のカウンセラーだった」


ダニー先生が言うにはダニー先生自身が神父様に頼んでこのフロアの住人にしたという。

けどレイの心は壊れた

いつの間にか部屋に置かれた一冊の聖書で。


心の壊れたレイをこのフロアに配置することを神父様は許さず、生贄となったらしい


ダニー「...ねぇレイチェル。冷静な君がどうしてあんなに心を乱したの？」


レイ「.....私は“私の”理想のものが欲しかった。
でないと“許せなかった”

でも聖書には書いていた。本当に“許されない”のは私だった」


...


ダニー「あはは！だから！普通の清い穢れのない人間のフリをして死のうとしたんだね！それがザック！お前ならレイチェルは出来ると思ったんだ！馬鹿のくせに神に誓ってあまつさえ彼女の神様になったお前なら！！


でもレイチェル、君だって気がついているんだろう。いくら聖書を読んでも己の間違いに気がついても本心は変わらないことを！心のどこかでザックとAを“自分のモノ”にしたいと思ってるんだろう！？


あぁ！！最低で、最高だね！！」

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