変わりたい 【あ.ほ.の.坂.田】

第十八話 ページ22

坂田くんもセンラさんも、若いからなのか、それから一週間もたたないうちに退院することができた。




「無事に退院できてよかったですね。」

「ほんまな！いやー、めっちゃ久しぶりの学校やわ！」

「ご飯とかずっと味せえへん病院食やったしな。」




三人で昼休みに話ができるのも本当に久しぶりで、思わず少し大きい声で話してしまう。

二人は人気だから、退院おめでとう、と沢山の人が話しかけてくるから、なんだか私の居場所ないな、なんて。

私があんまり話せていないからか、センラさんが気を遣って屋上に行こうか、と小声で話しかけてくれた。



「センラさん、ありがとうございます。」

「いやいや。息苦しくてしゃーなかったし。」



ちなみに坂田くんは未だに教室でクラスの子たちに捕まっているらしい。


二人きりになるのは久しぶりで、ちょっと変な感じ。



「そういえば、」

「どないしたん？」


「センラさん、もう体調大丈夫なんですか？」

「まだたまぁに貧血とかなるけど、薬で抑えてるから大丈夫。」

「それは大丈夫とは言いません。」



それからは坂田くんのこととか、同じクラスの子のこととか、新しく出たゲームのこととか。
ちょっと昔より喋れるようになってる気がする。


「あ、もうそろそろセンラでええんちゃうん？」

「呼び捨てにしてほしいってことですか？」

「そう。」





そんなことを言われても、すでに出会って一年とか経ってるのに。


……もう、一年。









「じゃあ、せめてセンラくん。」

「…まあええよ。その代わりタメでな。」







いきなりハードルを上げないで()。









　 -----------


最近学校が始まったので、めちゃめちゃ遅いですよね、ごめんなさい……


ツイッターにイラストを一日一つ投稿することを今は目標にしていることもあって、うらつく自体にあまり来れていませんが、通知だけは欠かさず見ています。


ですので、アンケートに沢山の投票があるのも、私は知っています。


本当にありがとうございます！！


現在１６６票もいただいています！！

まだ投票していない方はぜひ、投票していってください！！




次の作品について(http://uranai.nosv.org/u.php/enq/Touka11031/)




もしよろしければ、高評価、お気に入り登録、コメントをしていってください！！！

第十九話→←第十七話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す