【DIABOLIK LOVERS】最凶にして最狂な、最強の喰種【東京喰種】

六喰目 -ﾑﾂｸｲﾒ- ページ7

平日の夜……今夜は金曜日。

一週間で最後の登校日である。


にもかかわらず、

逆巻の家は慌ただしく動いていた。



「この穀潰しが！

あなたという人は本当に……！！」


「……うるさい。

面倒だったんだ、仕方ないだろ」


「あ、あの、落ち着いて……」


「あなたは黙ってください！

シュウ、こういう事は面倒がらずに言いなさい！

全く…何故あなたという人が長男なんでしょうか」



こうしてみると完全にオカンである。


この場所はロビー。

生贄の花嫁「小森 ユイ」が

逆巻の家に誘われたのである。



「何々……どうしたの？

レイジの声が、僕の部屋まで聞こえてきたよ」


「A……あなたは今夜、

人間の女性が来るということを

知っていましたか？」


「んー………いや、特には……？

ていうか、その子……」



そう言って、ユイを指差したのである。

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