四十一喰目 -ヨツヒトクイメ- ページ42
そのまま時間ばかりが
音を立てながら過ぎていき、
月も空高く昇っていた。
Aもあれから
うずくまってしまい
とてもスバルと話す気分では
ないらしい。
一方のスバルも、
Aに背を向け
逆巻家宛の手紙を綴っている。
部屋の外からも、
わいわいと騒ぎ声。
ルキ達が帰ってきたのだろう、
こちらに近付いてくる
足音も聞こえる。
2度のノックのあと、
ガチャ、とドアを開けて
入ってきたのは。
「ふたりとも………
ごはん、だよ……
………どうしたの、A?」
無神家の末っ子、アズサだ。
スバルは、拗ねてるだけだと一言。
アズサもそっか、と納得する。
「えっと……ご飯だから、
冷めないうちに、降りてきてね………」
アズサはそれだけ言って、
A達の部屋をあとにした。
スバルもアズサが出ていってから、
Aへ声をかける。
「おい、なんも変わんねーだろ、
いつまでそうしてる気だよ」
『うるさい………』
スバルもAを無理矢理
部屋の外へ連れ出そうとするが
彼女はテコでも動かなそうだ。
そんな行動についにスバルの
イライラも頂点へと達した。
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Cody.(プロフ) - マシロさん» ありがとうございます!これからもお願いしますね! (2015年11月23日 13時) (レス) id: 71d8b8d512 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ(プロフ) - 面白すぎです! (2015年11月23日 12時) (レス) id: cf2380dd0b (このIDを非表示/違反報告)
Cody.(プロフ) - ルカさん» おわぁい(( ありがとうございます!そう言ってもらえて光栄です! (2015年11月23日 1時) (レス) id: 71d8b8d512 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - この作品とっても大好きです!!!これからも、更新頑張ってください♪ (2015年11月22日 10時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Cody. | 作成日時:2015年10月26日 0時