うそつき＿4 ページ4
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中「寒いよねっ…、痛いところはある？毛布借りてくるね」
涼「大丈夫…」
……って、俺の話聞いてないな………
寒くないわけではないけど、びしょ濡れの制服からジャージに着替えたからこのくらい平気なのに。
けど…………この格好で保育園に行くのか………それは災難。格好よくない………
お昼明けの授業は受けられず、鐘が鳴り裕翔が迎えに来てくれるまでは保健室にいた俺。
最後だけ教室へ戻った。
中「冷えるといけないから」
と、上着を掛けてくれる裕翔。
優しい………そりゃモテるわけだ。
でも、告白されても断っているっぽいんだよな………裕翔って好きな人いるのかな？聞いたことない。
涼「…裕翔、これありがと………っ…、」
中「危ないっ、大丈夫…？」
涼「ん、ちょっと立ち眩みしただけ」
返そうと渡した上着はまた俺の肩に掛けられる。
そのまま着てていいよ、って………お言葉に甘えて明日まで借りることにした。
涼「ありがと」
中「本当は家まで送っていきたいけど……」
涼「大丈夫だってば。もう戻って？また明日」
昇降口まで付いてきて靴を履き替えそうだったからストップをかける。裕翔って大型犬みたいだよね……
………さて、これから侑李のお迎えだ。
いつもとは違う道。
侑李の保育園は大ちゃんも通っていた場所。
慧くんは何年もこの道を歩いているんだなぁ。
………俺だけは入園出来なかったから、あまり馴染みがないや。
憧れはあった。俺も行ってみたい………もうそんな年齢ではないから昔の話。
今は侑李の兄として、しっかり挨拶しなくちゃ。
涼「んん゛……」
あっ…髪、ぼっさぼさかも………
整えようと伸ばした指は真っ白だった。
午後になって気温が下がったのかな？
冷たい風が吹き、寒気を感じて身体が震える。
涼「ｸｼｭﾝｯ……」
ぶるるっ……………あれ、………
さっきまで普通に歩いていたのに、一歩踏み出すのが重たくなってくる。
これ…………
涼「っ………ま、って………」
ぐわん、と……頭の中が揺すられるような気持ち悪さに壁に手をついた。
間違いない……この感じは………
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Rio(プロフ) - 主様のお話大好きです！9のパスワードを教えて頂きたいです🥲 (2022年9月2日 7時) (
レス) id: 9d6c92ab72 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - Mizmizingさん» お返事遅くなりましたm(_ _)mご愛読ありがとうございます！現在たくさんの リクエストを頂いているため、順番になってしまいますがよろしいでしょうか…？ (2021年12月5日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
Mizmizing(プロフ) - いつも楽しく読まさせて頂いています。リクエストですが、看病をするしっかり者な一面も見てみたいです！慧が動けなくなる位体調を崩した時に普段の恩返しとして働く家族想いなお話が読みたいです。 (2021年11月30日 11時) (レス) id: c4e35f8ccc (このIDを非表示/違反報告)
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