可愛い子の旅＿2 ページ23
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中島くんが迎えに来てくれて準備をしていた2階からパタパタと降りてきた涼介。
この前買ってあげた新しいカーディガンに包まれて一段と可愛い。
……あぁ、そのカーディガンになりたい。
そうしたら涼介を包み込むことも出来て、一緒に連れていってもらえるのに。
涼「おはよっ」
中「おはよう。体調はどう？」
涼「うん、裕翔の言う通りにしたらめっちゃ元気！」
んん？中島くんに何か言われていたのかな？
この一週間は大貴がうるさく言わなくてもちゃんとご飯を食べてくれて体温計の不正もなかった。
…どんなことを言ったの是非聞かせていただきたい………
中「僕は布団を首元までかけて暖かくして寝るんだよって言っただけです」
……律儀に守ってたの？
想像しただけで可愛いじゃない。
涼「ねぇねぇ、裕翔。これどう？」
中「似合ってる！めっちゃ可愛い」
大「お前らギャルじゃねぇんだから」
冷静に突っ込みを入れられる大貴を尊敬する。
うちの子は息を吸うごとに可愛くなる魔法にでもかかっているの？
可愛い子には旅をさせよなんて誰が言った？大間違いだ。変なのにちょっかい出されたらどうするの！
慧「中島くん、涼ちゃんのことよろしくね」
君だけが頼りだ。
念も込めて固い握手を交わした。
中「はいっお父さん」
何故だろう。中島くんにお父さんと呼ばれると複雑な気持ちに………………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
涼介side
待ち合わせの駅まで送ってくれた慧くんとついさっきバイバイした。
他の同級生もいるのに慧くんったら何度も同じことを言って帰る気配がなかったからこのまま付いてくるんじゃないかと思ったけど……よかった。
中「席、ここだね」
涼「新幹線って速いよね！俺、あんま乗ったこと無いんだ」
中「車移動が多いもんね」
初めての修学旅行。
前日までは不安もあったけど、座席についた今はワクワクしている。
家を出る直前に大ちゃんが“楽しんでこいよ”と言ってくれたし、裕翔も隣にいてくれるんだから嫌なことは考えない。
中「気分悪くなったりしたら我慢せずに言うんだよ？」
涼「うん」
新幹線では景色を眺めたり、途中みんなとお話ししたり。
涼「………裕翔」
中「ん？」
涼「………楽しいねっ」
中「っ、」
裕翔にはちゃんと伝えなくちゃって。
皆に聞こえると恥ずかしいから耳元でこそこそっと素直に言ってみたら何故か固まっちゃった。
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Rio(プロフ) - 主様のお話大好きです！9のパスワードを教えて頂きたいです🥲 (2022年9月2日 7時) (
レス) id: 9d6c92ab72 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - Mizmizingさん» お返事遅くなりましたm(_ _)mご愛読ありがとうございます！現在たくさんの リクエストを頂いているため、順番になってしまいますがよろしいでしょうか…？ (2021年12月5日 18時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
Mizmizing(プロフ) - いつも楽しく読まさせて頂いています。リクエストですが、看病をするしっかり者な一面も見てみたいです！慧が動けなくなる位体調を崩した時に普段の恩返しとして働く家族想いなお話が読みたいです。 (2021年11月30日 11時) (レス) id: c4e35f8ccc (このIDを非表示/違反報告)
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