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ほんっとにハードスケジュールだった…。
なんとか最後の仕事が終わって、
はるちゃんに途中まで送ってもらって
昨日と同じように歩いて帰る。
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「…わっ!」
『うわっ!!ぇ、ちょ!』
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ちょうど良い気温で
風が気持ちいいな、なんて思ってたら
いきなり後ろから
驚かされて、後ろを振り向くと
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『…なんだ、倫也さんか』
「ごめんね、びっくりした?」
『しますよ!心臓に悪いです…』
「んふふっ、ごめんごめん」
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不審者かと思ったから、倫也さんで
安心だけど
まだ、ちょっとだけ心臓がドキドキしてる…。
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『ていうか、どうしたんですか?』
「んー?歩いて帰ろうと思ったら
Aちゃんがいたからさ」
『普通に声掛けてくれれば良かったのに…』
「どうせなら驚かせたいなって」
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てへっ。って、子供みたいに笑う倫也さんが
可愛くてついつい許しちゃう。
なんかもう、この顔されたら
なんでも許しちゃう気がする。
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「あ、明日朝早い?」
『明日は…、午後からです』
「じゃあ、ちょっと付き合って」
『…え』
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すごく自然に私の手を握って
歩き出す倫也さんに、少し戸惑いながらも
ついて行く。
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いつもなら真っ直ぐ歩いていく所を
曲がって、少し歩くと
小さな川沿いに来た。
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「…うわぁ、綺麗」
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点々とある街灯に照らされてる
綺麗なピンク色の花をつけた桜の木が
並んでいて、風が吹くと
花びらが散る。
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「綺麗でしょ?」
『…はい。
こんな所があったなんて知らなかった』
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桜を背にサプライズが成功したみたいに
微笑む倫也さんが
なんだかすごく綺麗に見えて、
変に胸がドキドキする。
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茜 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 そうだったんですね...。 それとパート2からパート3へ行ける様に なってました。 ありがとうございます。 (2019年3月25日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
優綺。(プロフ) - 茜さん» 一応、同業者は自分と同じ立場ってことで先輩とかそういうの関係なく同業者って事にしてます(><)続編つくったのですがとべなかったりしますかね?ちょっと色々いじってみます! (2019年3月24日 4時) (レス) id: ecea74f979 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語.80の下には続くで終わっているので どうなのかなぁと思いまして...。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - また続けてのコメントですみません...。 もうこの物語の続編ってあるのですか? 物語の各題名の80の下のほうの選択した内容を 見るの下には青色の文字でこの小説の続編を 見るとあるのですが...。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年3月24日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優綺。 | 作成日時:2019年3月11日 22時