12. 幽霊は寝る前に後悔した。 ページ12
『…?ここは』
「気がついた?ここは保健室よ」
目が覚めたら保健の先生がこちらを見つめていた。
保健室?
「教室で急に倒れちゃったからって、お友達が連れてきたのよ」
『あ、』
そうか、眠過ぎて倒れたんだっけ。
「顔色が悪すぎるわ。呼吸に異常は無さそうだけど…貧血体質だったりする?」
『いえ、そんなことは無いです』
生まれた時から持病も何もない。
体が弱いこともなかった。
「今日はもう帰って休みなさい。明日の文化祭も、体調が悪くなったらすぐ保健室に来て」
『分かりました』
失礼しました、とドアを閉めた。
『めっちゃ心配されたけど眠たかっただけなんだよね』
友達にも連絡は入れとこう。
次の日、文化祭。
朝学校に行ったら滅茶苦茶心配された。
「Aまじで大丈夫??」
「気分悪くなったらすぐ言ってよ〜!」
『うん、ありがと』
大丈夫だとは思う。眠くなるだけだから。
眠くなったら保健室行こう。
「んじゃ、着替えよ」
『うぅ、やっぱ恥ずかしくない?』
「みんなこんな感じの着てるし、大丈夫だって」
結局着替えさせられた。
一生の恥である。
「写真撮ろ!」
【悲報】一生の恥が残ってしまうことが確定
無情にもパシャリというシャッター音が聞こえた。
「うちらが1番最初の宣伝係だったよね」
「よーし、Aも!宣伝係いくよー!」
『これで注目浴びるとか地獄ですか』
結局腹くくって行きました。
「はー終わった。うちら結構写真撮られたね」
「Aもすごい人気だったじゃん」
『もう、もうやめてくだちい』
誰かの携帯に私の一生の恥が残っているのか…
あ、なんか眠くなってきた。
『保健室行くわ』
「え!大丈夫!?」
「昨日のこともあったし、心配だわ」
『ありがとー、全然大丈夫だから』
にこにこ笑って手を振った。
保健室に行けば、先生はいなかった。
仕方が無いので勝手にベッドで休むことにした。
横になった瞬間眠気は強くなっていく。
耐えられなくなって、まぶたを閉じた。
あ、しまった。制服に着替えてからにすればよかった。
13. 6回目も幽霊だった。→←11. 5回目もやっぱり幽霊だった。
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でぶき - ただひとつありがとう (2022年6月13日 1時) (
レス) @page17 id: 804c35253a (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - 伯方の塩さん» うぉおぉおお!!ありがとうございます!!更新亀ですが見捨てずにお願いします!!第一次試験は私についてくることです(?) (2020年2月23日 14時) (レス) id: 60b43feb3a (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩(プロフ) - めっちゃ好き！！(五体投地)クロロと夢主ちゃんとの関係性がとても好きです！！！！いつまでもついていきます作者様ぁぁぁぁ！！！！ (2020年2月22日 23時) (レス) id: 5835c2f118 (このIDを非表示/違反報告)
蒼の戦姫ナキサ(プロフ) - アホ毛マンさん» げへへ…10年間焦らしたので執着心の強いクロロ君はヤンデレに…!!コメントありがとうございます！頑張ります(´∀｀*) (2020年2月5日 16時) (レス) id: 60b43feb3a (このIDを非表示/違反報告)
アホ毛マン - フォォオォォオォ素晴らしい作品ありがとうございます！ゲヘヘクロロ君のヤンデレ気味よろしいですね、更新頑張ってください！ (2020年2月3日 19時) (レス) id: 7dd7c3a066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼の戦姫ナキサ
| 作成日時：2020年1月12日 0時
