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あれから千冬の家にお世話になることになった私。
最初はどうなるかと思ったけど意外にも穏やかな毎日を過ごしていた。
『千冬、食べたいものある？』
「え？食べたいものっすか？」
『うん、夕飯作ろうと思って。 お世話になってるし、このくらいはさせて欲しいの』
私はそう言いながら不器用に笑ってみせれば千冬は嬉しそうに私の頭をわしゃわしゃと撫でた。
うわ、可愛い。
「俺、Aさんが作ったのならなんでも嬉しいっす」
『えー、なにそれ』
「あ、俺にも手伝わしてください。一緒にやりましょ」
『一緒に…？』
「はい！」
あれから結局千冬と2人で夕食を作る事になった。
ちなみに自分たちの分だけでなく千冬のお母さんとお父さんの分も作る。
色々家のこと手伝わせてもらったりするんだけど、その度に“こんな子私も娘に欲しいわぁ”“そこら辺の子よりずっと綺麗だしな”と笑ってくれるから嬉しくなる。
ほんとに、いい家族。
「Aさん、俺なにすればいいっすか？」
『あー、じゃあその野菜切ってもらっていい？』
「任してください！」
私がそうお願いすれば器用に野菜を切って行く千冬。
待って、私よりずっと器用じゃないか。
隣で料理をする千冬を見て、私は思わず微笑んだ。
場地とは、こう言うことなかったから。
しょうがない、とは思ってたけど実はこう言うの憧れてたのかもしれない。
・
・
『よし、できた！』
「美味そ…」
『千冬が手伝ってくれたおかげだよ』
「そんな…俺助手みたいなもんですよ」
机に並んだ料理を見てそう言う千冬。
まだ千冬のご両親は帰っていなかったのでラップをして冷蔵庫の中にしまっておいた。
『私たちだけで食べよっか』
「はい！」
そうしてそれから席につき料理を口に運ぶ。
思ったとうり千冬は美味しい、と言いながら食べてくれた。
千冬って優しいからそんな美味しくない料理も美味しいっていいそうだな。
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みや(プロフ) - さくたんさん» ありがとうございます！場地オチ機会あったらぜひ書きたいと思っています！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - 場地さん落ちもみてみたいです！ (2021年10月2日 22時) (レス) @page33 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくたん - いいお話でした (2021年10月2日 11時) (レス) @page32 id: 8ce623c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - �Г気�» 嬉しいです〜！ありがとうございます！ (2021年9月30日 23時) (レス) id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - あやさん» 千冬頑張れー！って感じです！笑 (2021年9月30日 23時) (レス) @page21 id: d7231c8dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年9月18日 3時
