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あれから、1か月が経とうとしていた。
春ちゃんとは1度も話すことはなく、顔を合わせることもない。
時々春ちゃんが家に押しかけてきたり、会社の前で待ち伏せてたことはあったけど、上手いこと交わしてきた。
相変わらず竜胆と蘭ちゃんにはお世話になっている。
竜胆に関しては、あの告白があってから妙に距離が近い気がする。
なんかある度に蘭ちゃんが止めてくれるから大きなことは特に起こってないけど。
『はぁ…』
「最近ため息ばっかじゃん」
『そー？』
「三途のことでも考えてんの？」
『…そんなんじゃないよ』
どうやら無意識にため息をついていることも多いようで、よく竜胆に指摘される。
春ちゃんのことが原因じゃない、とは言い続けてるけど実際のところはそうなんだろうなって感じてる。
あれから何故か春ちゃんのことばかり考えてて。
竜胆や蘭ちゃんと一緒にいる時も楽しいけど、春ちゃんならこうなんだろうなって、常に考えちゃう。
ずっとこのままの状態にしておくのは良くないってわかってるんだけど、中々勇気がでないんだよね。
冴えない顔の私を見て、竜胆はある提案をしてきた。
「今日俺らの会社一緒に来るか？」
『え？』
「今日なら鶴蝶も元気だと思うし、会えんじゃね？」
『ええ行きたい！…でも春ちゃんは…』
「三途こそ居ねぇよ。あいつ今日3徹目だし」
『…じゃあ行きます！』
楽しみができた。
鶴ちゃんの顔見るの久々だし、早く会いたいなぁなんて思ったらワクワクしてきた。
『何時に家出る？』
「30分後」
『ええ！もう全然時間ないじゃん！』
鶴ちゃんに会うとなると、最高に可愛い状態がいい。
早くおめかししなきゃ！なんて言いながら化粧道具を広げればそれを見てた竜胆は呆れたように笑った。
・
・
『鶴ちゃああああん！！』
「うおっ、」
『久しぶりだね！』
「急に抱きついてくんなよ…」
会社に着いてすぐ鶴ちゃんを見つけた私は思いっきり飛びつく。
びっくりしながらも抱きしめ返してくれる鶴ちゃんには軽く惚れなおしそう。
その場には竜胆が言ったとうり、春ちゃんはいなかった。
もし居たらタダじゃ済まないな、なんて心配してたから少し安心した。
『あー、鶴ちゃんほんといい匂いする』
「それはキモいからやめとけ」
『毒舌な鶴ちゃんもすき♡』
「…救いようねぇな」
こんな私を見て、鶴ちゃんだけでなくその場にいた全員が呆れたようにため息をついていた。
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蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃんさいっこうじゃないですかあああ！！作者様天才すぎる！！！ (11月27日 23時) (
レス) @page39 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - 春ちゃん〜…あ〜もうすっごい好きです///愛してるってなんですか！？愛してるって！！え、カッコ良過ぎるんだけど！？竜ちゃん蘭ちゃんも素敵でした……///もうずっと読んでいたい╰(*´︶`*)╯♡ (9月4日 23時) (レス) @page39 id: 605bcc3c89 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 春ちゃーーーーーん素敵すぎます！最後の''愛してる"カッコイイ☆夢主ちゃんもお幸せに♡ (2023年3月21日 10時) (レス) @page39 id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
宇治(プロフ) - オールして読みました、ガチ尊い。叫びたいけど時間的に無理だ🥲🥲🥲🥲 (2022年12月25日 5時) (レス) @page39 id: 3e85deed6b (このIDを非表示/違反報告)
やほやほ〜 - 蘭ちゃん=優男 竜胆=ツンデレ神 春千夜=すれ違い彼氏でいい？ (2022年9月3日 17時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや
| 作成日時：2021年11月16日 19時
