一人だけの真夜中 ページ3
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お風呂から上がってら髪の毛を乾かし終わった。
お風呂場汚いかもって言われたけど、正直お風呂場以外の場所の方が掃除しないといけないと思う。
そんな、物が大量に散らかった廊下を歩いててつやさんのお部屋に入る。
「上がりましたよ〜てつやさん。…てつやさん?」
てつやさんはベッドの上でパソコンを抱えながら眠っていた。
なんでいきなりパソコン?
まぁ、そんなことはいいや。
起こさないと。
「てつやさ〜ん」
「んん〜。…Aちゃん?あ、上がったの…?」
「はい。上がりましたよ」
てつやさんはその勢いのまま私の腕をひいて、抱きしめる。
ベッドに押し倒された。
必死に私の服のボタンを外していく。
少しくすぐったい。
しかし、なぜかいきなりピタリとその動きは止められた。
何か不満があったのだろうか。
「てつやさん…?どうしました…?」
耳をすませると、てつやさんの寝息が聞こえた。
やっとこれからって時に寝てしまうなんて変わってる人だ。
変わってる人というか、普通に失礼だと思う。
まぁ私も今日はそこまで乗り気じゃなかったから、てつやさんを起こさないようにベッドにちゃんと寝かせた。
パソコンの画面をふと見ると、何人かの男の人が映っていた。
それは静止画のようだったけど、どちらかというと動画の一部分って感じだった。
私はパソコンをそっと閉じて、床に置いておいた。
それにしても色んなものがある部屋だなぁ。
少し大きいパソコンがもう一台あって、某アイドルのポスターが貼ってあって。
少し興味が湧いた、というのが本音だ。
私は静かにてつやさんの部屋を出て、キッチンに向かう。
朝食でも作って株を上げておこう。
好感度が上がるとまたお店に来てくれると思うからね。
冷蔵庫の中を勝手に見た。
予想通り散らかっていて、なんとなく整理する。
簡単な朝食を作って、置き手紙を書いて、私はてつやさんの家を出た。
"てつやさんへ
今日は、眠そうだったので帰らせていただきました。
朝食を作って冷蔵庫に入れて置いたので、よかったら食べてください。
不規則な生活を送っているのでしたら、直した方が良いですよ!
もう一度お店来てもらえたら嬉しいです。
鍵は、開けたまま帰りました。
すみません。
また、YouTubeで検索してみますね!
予定が合ったら、会いましょう。
Aより"
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フラワー(プロフ) - 了解です。テスト頑張って下さい。更新楽しみにゆるゆると待ってます。 (2019年6月16日 1時) (レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
夜行性(プロフ) - フラワーさん» ありがとうございます!頑張ります!今私がテスト前で、更新がなかなかできません…。すみません!落ち着いたら続きだします! (2019年6月14日 21時) (レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
フラワー(プロフ) - はじめまして、大人感じよかったです。続き楽しみです。頑張って下さいね! (2019年6月14日 9時) (レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜行性 | 作成日時:2019年6月5日 6時