二人きりの夜 ページ2
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この前お店に来てくれたてつやさん。
私のことを気に入ってくれたみたいで、連絡先を交換した。
今日は私がてつやさんの家に行って、そのまま夜を過ごすって感じだ。
出会って数日しか経っていないのに、もうやるの？とは思うけど、これもお客さんをつなぎ止めるための大事な手段なのかもしれない。
てつやさんの家の住所が送られてきたため、それを当てに家に向かう。
それらしき建物についた。
21時前後なので、真っ暗で辺りがよく見えない。
かなり大きいマンションで、一部屋もかなり大きそうだった。
なかなか良いマンションじゃないですか。
給料良い職業をやられているのかな。
インターホンを鳴らすと、すぐにてつやさんが出てくれた。
「お邪魔します」
「うん、入って入って〜」
オレンジ色の髪の毛先から、ぽたぽたと水滴が落ちる。
お風呂上がりのようだ。
やる気満々だな、と思いながらリビングらしき部屋に案内される。
とても広い家なんだろうけど、床や机の上などいろんな場所が汚くて、落ち着かなかった。
「お仕事、何やられてるんですか？」
「あぁ〜えっと、」
私は目を見て話しているのに、てつやさんは私の目より下を見ている。
きっと、私の露出度の高い私服に目がいってしまうのだろう。
普段は、そんな服は着ないんだけどね。
むしろ、着たくもない。
でも、お客さんに"色気がない"なんて思われて冷められると、こっちが困るのでどうしようもない。
「えぇ、どこ見てるんですか」
「…えへへ、ごめん」
真っ赤になって照れるてつやさん。
この服、釣れたな。
てつやさんはこういう服が好みなのか。
後でメモしておこう。
「えぇーっと、俺の事、知らないってことだよね？」
「…どこかで会ったことありましたっけ？」
「いや、そうじゃなくて…。俺、YouTuberやってるんです」
「えっ、そうなんですか！面白いですね！」
YouTuber。
職業は、YouTuber…？
正直、YouTubeにはあまり興味がなくて、そこで活動している人も全く知らない。
「どんな名前でやってるんですか？」
「えっとね、"東海オンエア"っていうグループ。6人組！」
「えぇ、全然知らないです！また調べときます」
適当に相づちを打ちながらてつやさんの話を聞く。
YouTuberでこんな家に一人暮らしできるということは、かなり人気なのだろう。
「あ、私シャワー浴びて来ますね」
「ちょっと汚いかも」
「全然気にしませんよ〜」
私はそそくさとお風呂場に向かった。
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フラワー(プロフ) - 了解です。テスト頑張って下さい。更新楽しみにゆるゆると待ってます。 (2019年6月16日 1時) (
レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
夜行性(プロフ) - フラワーさん» ありがとうございます！頑張ります！今私がテスト前で、更新がなかなかできません…。すみません！落ち着いたら続きだします！ (2019年6月14日 21時) (レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
フラワー(プロフ) - はじめまして、大人感じよかったです。続き楽しみです。頑張って下さいね！ (2019年6月14日 9時) (レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜行性 | 作成日時：2019年6月5日 6時
