☆｡･:*東方学園2*:･ﾟ'★ (ページ14)

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プレゼントページ14

う、わ……っ

ユノ先輩の指が私の首に触れ、ユノ先輩の顔がすぐ横に。

ドキドキが大きくなって無意識に息を止めていたら、数秒後｢出来た｣とユノ先輩がゆっくりと私から離れた。

｢……わぁ…｣

私の胸元でキラキラ光るお花のネックレス。

｢うん、似合う。可愛い｣

そう言って、嬉しそうに笑うユノ先輩。

｢……私、一生外しません！一生大切にします！｣

｢あはは、うん、ありがとう｣

毎年ジュンスの家族と一緒に過ごしてきたクリスマス。

一人一人持ち寄って、誰に当たるか分からないプレゼント交換も凄く楽しかったけど。

好きな人から貰えるクリスマスプレゼントが、こんなにも嬉しくて幸せなものだと言うことを、初めて知った。

｢ユノ先輩。私からもプレゼントを用意したんですけど……｣

｢え、ほんとに？嬉しい｣

｢あの、でも、こんな素敵な物を貰った後に渡すのは、申し訳ないくらいの物なんです……｣

言いながら、そっとプレゼントを差し出した。

｢ありがとう。開けていい？｣

私が頷いたのを確認して、袋を開けていくユノ先輩。

私なりに一生懸命選んだつもりだけど、気に入ってもらえるかが不安でギュッと目を瞑ったら。

｢手袋と帽子だ！｣

ユノ先輩の弾むような声が聞こえた。

｢あの、ごめんなさい、こんなプレゼントで……｣

｢なんで？めちゃくちゃ嬉しいよ。手袋も持ってないから買おうと思っていたところだし、帽子も去年のが見つからなくて困っていたし｣

言いながら、本当に嬉しそうに身につけてくれて。

マフラーと手袋どっちにしようかギリギリまで迷ったけど、手袋にして良かったなってちょっとホッとして。

｢ありがとう！俺も一生外さない！一生大切にする！｣

そう言って、ユノ先輩が笑うから

可笑しくて、嬉しくて、私も一緒になって笑った。