【銀魂】とある警察の過去について。

4話目 ページ6

…そうです。少女が言った通り周りには沢山の死体が。


〈近づいちゃダメだ！〉


正気を取り戻した兄が言います。


〈家は大丈夫？〉


妹の声に諭され二人で家に向かいます。


見つけるのは簡単でした。


〈私たち以外ここにはいないわ！〉


そう叫んだ母親の声が聞こえたからです。

本能的に出て行ってはいけないと思った二人はそこで

しばらく隠れていました。


〈こ、来ないで！ギャァァ！〉


母の声…断末魔が聞こえ、男共が出て去るまで。

誰もいないと分かり家に入ると、


絵の具を撒き散らしたような赤い色。

…そして、少女達と同じ色の目がこちらを向いていました。


〈う、わ。なんなの？〉

〈分からない、よ。〉


無惨でした。

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