5話目 ページ7
そこからの二人は速かったです。
幼ながらに非常事態だと悟った彼女達は
〈これ、父さんが守っていた刀だ。〉
家にあった刀と
〈お母さんが隠していた拳銃も。〉
護身用に拳銃。そして
〈これは持っていかないと。〉
〈そうだね。ちょっと待って。〉
〈これでどう?〉
写真入りのロケットを持ち、迷いなく家を飛び出しました。
〈どこに行くの?〉
〈とりあえずこの星を出よう。〉
〈あの男たちの船しかないよ、この星にはね。〉
そして、二人の生まれ故郷である星を離れました。
〈お兄ちゃん。いなくならないでね。〉
〈お前もな。〉
このやりとりも癖になるほど続けました。
そうでもしないとこの幼い兄妹は壊れてしまう。
そのような空気を漂わせて。
《この時の兄妹、八歳と六歳。》
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恵凛(プロフ) - ケロちゃんさん» コメントとっっても嬉しいです!相澤ちゃんの過去に乞うご期待! (2018年4月7日 22時) (レス) id: 8b902f9c63 (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん - すごい面白いです!ついに相澤ちゃんの過去が明らかに…お体にお気をつけて更新頑張って下さい!(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年4月7日 22時) (レス) id: eaea3a9226 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵凛 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/erin/
作成日時:2018年3月6日 16時