＃10 ナンパ ページ11
なんか、てつやくんのときとはまた違う感情になった。
てつやくんは、すっと自然に私の心の中に入ってきて、そりゃあもう違和感なく普通におしゃべりできた。
としみつくんは、昨日まで冷たくて、性格の悪い人だったけど今日はまた印象が違う。
話してみると、全然普通というかてつやくんと比べてしまうとしっかりしてるというか。
うまく言葉に出来ないけど、どんな人かよく分からなくなって、逆に気になる。
｢下の名前は？｣
としみつくんがまた顔を上げたから、質問かと思って真横を見ると、そんなことを言ってくる。
ここで下の名前を聞く理由が素直に分からなかった。
もしかしたら意味なんてないのかもしれないけど、男の人に対しての警戒が強すぎて、意味がわからないことには答えが欲しい。
｢私の？｣
｢それ以外誰がいるん？｣
｢なんで？｣
｢聞いちゃいけない名前だった？｣
そういった彼はその後すぐに自分で吹き出して、｢聞いちゃいけない名前ってなんだよ｣って自分に突っ込んだ。
｢あー！！としみつがナンパしてるー！｣
｢てつやだけじゃなくてとしみつも監視してなきゃいけないの？！｣
としみつくんの質問に頭がいっぱいだったから、後ろに3人が来てたことに全く気づかなかった。
もうしっかり帰り支度を済ませていて、みんな荷物を持っている。
｢名前聞くことがナンパかー！じゃあお前らめちゃくちゃナンパしとるやん！！｣
｢鳴海さん、ほんとにごめんね｣
｢りょうくんが謝ることじゃない｣
私にまた謝ってるりょうくんを柴田くんがよしよしと宥める。
｢としみつ俺ら帰るよ｣
｢え、じゃあ俺も帰る｣
あ、名前聞いてきたのにそんなに興味なかったんだって1番に思った私は聞いて欲しかったのかもしれない。
｢鳴海さんも一緒に帰る？｣
｢ほれ！りょうもナンパしとるが！｣
｢なんかりょうのは違うんだよなあ｣
｢てつやうざすぎる！！｣
文系2人組はやっぱり仲いいわ。
今もあーだこーだってじゃれあってる。
｢うん...？？｣
｢え、疑問形？笑｣
こんな私が、こんなキラキラな人達と、ハーレム状態で帰っていいんでしょうか。
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____haru(プロフ) - ましろちゃん！待ってたよ！！！久しぶりの更新とっても嬉しい！元気そうでよかったです！ (2018年12月7日 18時) (
レス) id: 4f81121750 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - kyaspaさん» 新作の書き溜めが落ち着きましたら、こちらも同時に更新進めさせていただきます。しっかり案内しておらず申し訳なかったです。もう少しお待ちいただけたら嬉しいです。 (2018年10月24日 16時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - kyaspaさん» kyaspa様、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとっても嬉しいです。今久々に自分で最初から全て読み返しました(；＿；) 自分自身このお話に納得できなくて、更新停止していましたが、ひとりでも待っている方がいらっしゃる限り絶対書き終えます。 (2018年10月24日 16時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
kyaspa(プロフ) - このお話がすごく好きです！続きが気になってうずうずしています笑笑いつか更新される日を心待ちにして待ってます笑 (2018年10月23日 23時) (レス) id: 0fd2e1c39a (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - 月兎＝光華さん» 月兎=光華さん、たくさんコメントありがとうございます！文才なんてとんでもない..！！ただの妄想話にありがとうございます(^^) 急展開に急展開を重ねていきます！ぜひよろしくお願いします♪♪ (2018年8月28日 21時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ma
| 作成日時：2018年7月17日 0時
