FBIと公安に愛される私 Part3 (ページ16)

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～コナン～

蘭のやつおっそいな

おっちゃんも19時過ぎた頃からあちこちに電話して行方を探してる

部活が遅くなるなんて言ってなかってし

昴さんからもAさんが帰ってこないと焦りの電話がかかってきた

声だけでも取り乱して不安そうな表情が目に浮かぶ

小五郎｢まさか誘拐されたんじゃ……」

コナン｢英理おばさんのとこじゃない？」

小五郎｢さっき聞いたが、来てないんだとよ」

Aさんと一緒にいる可能性が高いけど……

完全にそうとは言い切れない

他に蘭を連れ回す人物と言えば園子か

だとしてもやっぱり連絡の一つは入れるはず

おっちゃんが早まって目暮警部に捜索願いの電話をかけようとすると、ちょうど蘭が買い物袋を手に持って帰ってきた

蘭｢た…ただいま」

小五郎｢遅かったじゃないか！心配したんだぞ！携帯も繋がらないし…どこ行ってたんだ！」

蘭｢ちょっとね……。それよりすぐご飯作るから」

俺達には言えないとこにでも行ってたのか？

鼻歌まで歌ってるし

気になる……

コナン｢ねぇ蘭ねーちゃん。どこ行ってたの？おじさんには内緒にしておくからボクには教えてくれる？」

蘭｢えー、どうしよっかな……やっぱりダメ！ごめんね？」

顔を赤らめながら｢ダメ｣なんて言われたら余計気にやっちまうじゃねぇか！！

こうなったらAさんに……

と、思ったらまた昴さんから

蘭が今日どこにいたか？

それは俺も知りてぇ

どうやら園子を加えた3人でどこかに行ったのは間違いない

蘭のこの様子なら明日も行きそうだな

カバンに発信機をつけておけば居場所がわかる

俺だって本当はこんな事したくないけど、背に腹はかえられない

付けようした手が途中で止まった

でも……蘭を信じないとな

あんな嬉しそう(楽しそう)な笑顔

久しぶりに見た

ヤバい事に巻き込まれてないみたいだから、そこは安心だ

蘭｢どうしたのコナンくん。じっと見つめて｣

コナン｢お、美味しいご飯作ってね｣

蘭｢なぁにその言い方。普段は美味しくないの？｣

コナン｢そんな事ないよ！いつもすごく美味しい｣

蘭｢よろしい。出来るまで待っててね｣

作ってる最中にも携帯を手放さないなんてよっぽど

さっきからめちゃくちゃメッセージ届いてるし

新一として電話して聞いたところで何も答えてくれないだろう

カラオケ、ゲーセン

高校生が行ける場所は限られる