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Affect063 ページ19

Aside


「んー、鎌で斬れるようになってから弧月で訓練するか、最初から弧月でするか、どっちがいいんだろうな」
「太刀川さんアレ弧月じゃないすよ」
「何でもいいだろ」


訓練室、私達はトリオン体になってそこに立っていた。唯我は柚宇さんと一緒にモニタールームにいる。太刀川さんがリーパーのエッジフォームのことを弧月と呼んで出水が訂正するが、太刀川さんは直す気はないらしい。


「まあA次第だろ、お前はどっちがやりやすい?」
「えー…どうだろ」


出水が問いかけて、私は唸った。
そもそもエッジフォームではトリオン兵すら斬れないし、メインフォームで斬れるようになってからの方が現実的…?でもエッジフォームで斬れるようになればメインは自動的に斬れるようになるだろうしな。


「…いや、回りくどいことはやめる」
「弧月にするってことか?」
「うん。それに、迅さんが太刀川隊に私を送ったのってそれも理由だと思うから」
「?どういうことだよ」


太刀川さんの弧月呼びには私もつっこむのはやめて、というかこの先触れないことにして、そしてその次の私の発言に対して出水が首を傾げる。


「太刀川隊に来たのは、斬れる感覚を思い出すため。んで太刀川隊にいた頃使ってたのは弧月。鎌でやっても感覚取り戻せないでしょ」


言うと、なるほどなと二人が頷いた。


そう。全部あの頃に近づけなきゃ。斬れていた感覚を思い出せるように。あの頃戦ったときの楽しさを、思い出せるように。


そして私はエッジフォームにしたリーパーを起動した。


「だったら、おれらよりトリオン兵が先だな。まずはソレを使えるようになるのが先だ」


握っただけで蘇る"あの遠征"の光景が、まだ私を邪魔するから。だから、まずはトリオン兵をこのトリガーで斬れるようになるのが先だ。私は「はい」と言って頷く。


「横から見て気になったことを言ってやる。自由にやれ」


太刀川さんかそう言う横で、出水が「柚宇さん、モールモッド1体お願いします」と無線を入れる。


「じゃ、頑張れよ」


太刀川さんと出水が横にはけて、私はモールモッドと向かい合った。

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亜桜(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!過去編の方の親友と高校の親友は別人になります;;表記がややこしかったですよね!修正しておきますね〜!! (2020年6月9日 12時) (レス) id: 4e05bff474 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - とても面白いです!過去編の親友の名前は高校の親友と同じ名前でいいんでしょうか? (2020年6月8日 23時) (レス) id: b6ab3f2fc3 (このIDを非表示/違反報告)
亜桜(プロフ) - そるとさん» コメントありがとうございます!マイペース更新で申し訳ないです;;がんばります! (2020年5月21日 23時) (レス) id: 4e05bff474 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - すごく面白かったです。更新されることがあったら楽しみに待ってます! (2020年5月21日 19時) (レス) id: 6009fd27be (このIDを非表示/違反報告)
亜桜(プロフ) - みっとんさん» ありがとうございます!がんばります〜! (2020年2月8日 10時) (レス) id: 69aa40c811 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜桜 | 作成日時:2020年1月4日 1時

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