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圭「知ってるも何もあんなビックな人と!?!えっっ!!!二人して何者なの?!」
俺らは何物でもないただの学生だよ
ただ、幼なじみが…好きなやつが凄いだけなんだよな
大「俺は嫌だって言ったんだけどな」
涼「そうだったの?」
大「だってあの頃、テレビの中の人はみんなあのちっさい箱の中にいるもんだと思ってたから……いのちゃんがいなくなっちゃうって思ってて」
涼「お前バカだったんだな」
圭「やまちゃん!」
大「黙れ笑」
知念は俺に俺の言葉に影響されてあの世界に入ったんだよな
涼「なんで伊野尾さんはその世界に行くって?」
大「美味しいものが食べたいからだってさ」
涼「え、二人してバカだったんだ……」
大「おい!!俺をバカ扱いするのはいいけどいのちゃんまで巻き込むな!」
もし知念がそんな理由でその世界へ行くなんて言ってたら俺は絶対何としてでも辞めさせてたな
大「でもいのちゃんが好きだって気づいたのは最近っていうか高校生くらいの時なんだよね笑」
圭「そうなの?」
大「うん、伊野尾家は家族で東京に越したんだけどなんかいのちゃんだけ一人である時ふらっと俺の前に現れたんだよ」
涼「ふーん……で?」
大「俺の事見た瞬間大ちゃんは大ちゃんのままだねって一言。いのちゃんは俺が知ってた頃よりすっげぇ綺麗になっててさ、俺の心臓の心拍数測ったら多分やばいかったよ、」
何?芸能人って久しぶりにあった人間に向かって変わらないねって言うのが主流なの??
涼「俺も知念に言われた」
大「まじ?笑」
涼「でも何が変わったのか教えてくんなかった」
大「そうそう俺も何が?って聞いても全然教えてくんなくて、それになんでここに来たのかも全くでさ。ちょっと話してたらもう帰らなきゃって……すぐいなくなっちゃったんだ」
本当に台風みたいなんだよいのちゃんって、と何かを思い出すようにして笑ってた
大「それからというもののスマホやらテレビやらの端末を駆使して伊野尾慧を調べに調べてどんどん自分の気持ちに歯止めが効かなくなっていったんだよ」
圭「もしかして、高校生のその時から会ってないの?」
大「うん。連絡だけ一応なんとか交換はしたからよかったけどね?」
やっぱり二人は会わせなきゃだな
知念頑張って
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作者名:ponmu | 作成日時:2018年12月3日 14時