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和side
チヨ「私の家は、もうここにはないんです…。」
そう言って泣くちよちゃんの手をひいて、街を歩く。
一般人にばれないように、ただのおっさんって思ってもらえるように…。
野球帽をかぶった。
その野球帽を見た瞬間、またちよちゃんは泣き出す。
智「ちよちゃん、どういう家に住んでるの？こういうの？」
そう言って、ある家を指差す。
チヨ「こんなに新しくない…もっと古いんですっ…。」
和「もっと？いつ建てられたんですか？」
って…
いつ建てられたかなんて分かんないよね…。
チヨ「明治時代…。」
和「え？め、明治！？」
って事は、100年以上も前の家に住んでるって事ですか！？
チヨ「お二人さんは…明治生まれですよね！？そうですよね…！？」
意味が分からない。
智「俺らは、昭和生まれだよ。」
リーダーがそう言うと、やっぱりって言って、また涙を流した。
チヨ「今は…いつなんですか？ここはどこですか？あなたたちは…なぜ、私の知らない時に生まれたんですか？」
その目は、本気だった。
うそついてる瞳じゃない。
和「ごめん。なんて言ったらいいのか分からないけど…今は、2012年。平成24年だよ。それでここは、東京の西の方。」
そう言うと、泣きはらしたちよちゃんの瞳から、また滝のように涙が流れ落ちた。
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ちあこ(プロフ) - ありがとうございます。コメも評価もhit数もビミョーで、この小説は受け入れてもらえないんだと思っていたので、嬉しいです！ (2012年1月5日 16時) (
レス) id: a36387a5db (このIDを非表示/違反報告)
薔薇のしずく。(プロフ) - 初コメですね!面白かったです！更新頑張ってください＾＾ (2012年1月5日 16時) (レス) id: 2e36ffc3cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあこ | 作成日時：2012年1月1日 16時
