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芥「ご馳走様でした。」
『はーい!』
彼はそう言うとお皿を持ってこちらに向かってくる。
芥「洗いたいのだが...」
『えっ、いやいやいいよ!私やるから』
芥「そうゆう訳にも行かぬ。僕は客とはいえ食事を頂いた身。これくらいはする」
『で、でも』
芥「する」
『..お、お願いします..』
芥川さんはそう私が言ったのを聞くと何処と無く満足そうに台所に向かった。
やっぱり頑固なんだな...そう感じつつ自身のお皿を洗う彼を眺めた。
*
芥「それで...」
『自己紹介...まだだったよね』
現時刻22時過ぎ。
私たちはテーブルに向かい合わせに座り、今頃だが自己紹介をすることとなった。
私は彼を知っているけど相手は何も知らない。
これから芥川さんが過ごすとなれば呼び名も困るだろう。
芥「僕は芥川龍之介、信じ難いだろうが所謂異世界から来た。宜しく頼む」
『私は右京A!えっと...この世界..に居ます!』
芥「それは知っている」
『ハイ、スイマセン。
...宜しくお願いします!』
芥「...これから宜しく頼む」
『!』
彼のレアなお言葉が聞けた。
そんな小さなことで内心舞い上がっている私を他所に彼は静かに茶を飲み
コトンッ
芥「...それで」
『?』
芥「貴様はいつから僕を知っていた」
『....え、』
そう私に投げ掛けた。
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紗雪(プロフ) - やつがれくん.....もうめっちゃ好き! (10月22日 16時) (レス) @page39 id: fc2b6b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
○8○(プロフ) - やつがれくん…好きっス… (10月11日 7時) (レス) @page34 id: bcf389227d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - スゥッッ...愛してます() (9月22日 18時) (レス) @page24 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - スッ…………好き(語源力) (9月13日 0時) (レス) id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - コメント失礼します!やつがれ君かわいいですww更新ゆっくりでいいので頑張ってください! (9月11日 19時) (レス) @page16 id: 384241b2c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年7月17日 21時