story112 ページ1
.
雷門に帰るため、船に乗って帰る私達。
船に乗ってから大分経った。
既に空は暗くなっていて、綺麗だった夕陽も沈んでいた。
でも、代わりに綺麗な星々が空を瞬いていた。
海には空に浮かぶ月が反射して映っている。
「綺麗だな〜…。」
私は一人、その景色を眺めていた。
他のみんなは疲れて個室で寝ている。
すっごい試合だったもんね…。
「…。」
試合のことを思い出していると、ポンッと頭の中に出てきたのは彼だった。
最近、よく彼のことで頭がいっぱいになる。
胸が苦しくもなる。
でも、それは苦痛とかそんなんじゃなくて…。
よく、わかんない感情。
「…A？」
「！」
ドクン…。
ホラ、また…。
キミの声を聴くと、また胸が締め付けられて、でも嬉しく感じて…。
「天馬。」
「どうしたの？一人で。」
「眠れないっていうのもあるんだけど…。今日はいいもの見れるんだ。」
「いいもの？」
「流れ星。」
「え、ホント！？」
「もうすぐだと思うよ。」
そう言うと天馬は「じゃ、俺も見ようかな。」と言って私の隣に腰を下ろした。
さっきより、胸の鼓動が速くなったように感じるのは気のせいだろうか。
「…天馬。今日は…ホントに、ありがとね。」
「え、いきなりどうしたの？」
「だって、あんなに酷いことしたのに…。
天馬は最後まで私を見放さないで、信じてくれたから…。」
「当たり前だよ。言っただろ？Aは大事な仲間なんだって！
それに、絶対助けるって約束したじゃないか。」
「！…そうだったね。」
ホント、いつだって助けてくれるな…。
初めて会った時だって、真っ直ぐに私のこと信じてくれて…。
天馬に会えて、ホントによかったな…。
「…あ、流れた！」
「え？どこ？」
「ホラっ！」
天馬が指差した夜空を見上げると、流れ星が一つ、二つ流れていた。
「A、何かお願いした？」
「結構したよ。」
「欲張りだね。何お願いしたの？」
「んー、HRで優勝と、これからもみんなで楽しくサッカーできますように…と。」
「あ、俺も一緒！で、あとは？」
「…内緒。」
「えぇー！？」
「ふふっ、これだけは内緒！」
「なんだよ〜。」と項垂れる天馬。
その天馬を見詰めて、心の中で呟いた。
“天馬とずっと一緒にサッカーできますように”
.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
