【イナオリ】ノーイナズマ、ノーライフ

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＜さあ皆さん！いよいよイナズマジャパンの選手発表です！監督の趙金雲は一体誰を選考したのでしょうか！＞



「うう、緊張する…」


「僕達全員候補選手だもんね！」


「そりゃ、なんていったって優勝校ですからね」


『ねえあそこにタツヤがいるよ。あ、あっちにはてるみん！おおお風丸様が…！！！』


「A、落ち着いて」




いやいや、ここに居ることが出来てるのに興奮しないわけがない。

ちょうど真反対の席に座っているのは…帝国だろうか。源田と佐久間だけが緊張しており、不動は余裕、といった表情だ。

その隣には円堂、豪炎寺、鬼道、風丸など、無印雷門イレブンが揃っている。

染岡や半田、栗松や壁山など(私にとって)豪華なメンツをまた見ることが出来るとは…これもトリップ者の権限だな。





「俺、選ばれるかな…」


「明日人なら大丈夫だ」


『そうそう、私が保証する』


「氷浦、A…二人共ありがとう！」





だって主人公だもんね！！(メタい)

…そういえば、今までてるみんに状況報告してたけどどうなんだろう。イナオリになったらまた変わるのかな…？そもそもてるみん私の事分かるのか…？

と、疑問に思っていると、どうやら選手発表が始まるらしい、大きな音が会場全体に鳴り響く。





＜さあ！趙灑金雲監督の登場です！一体彼は誰を選考したのでしょうか！？＞



ここでドラムロールが流れる。

私選ばれるよね、怖い…









タメが長い！早く発表してくれません！？


と、思っていると監督がスイッチを押し、FWから順番に選手が発表されていく。

…FWの発表が終わりMFが発表される。

え、私全然来ないんだけど、って来たわ！！えっ自分めっちゃ不細工…いや周りの顔面偏差値が高いだけか。私は至って平凡……のはず。

選考されたことに安心した私は椅子にもたれかかり、皆の反応を見る為に会場全体を一通り見る。

あ、一星くん！…らしき人が見える！！心做しかこちらを見ているような。気のせいってことにしておきましょう。変なフラグは建てない方が良し！！

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