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帰宅すると、安心したせいか、また足の力が抜けてしまって、玄関にガクッと膝をつく。



私はただいつも通り大学に講義を受けに行っただけだ。そう、ただそれだけ。
特別なことなんて何もない、そう思い込もうとした。
でも、それとは裏腹に体温は上がってきていて。
リビングにいてもキッチンにいても、そわそわして、落ち着かなくて、

結局、何もする気になれなくて、ベッドにダイブして、そのまま寝落ちしてしまった。




次の日の朝は最低だった。
風呂に入らずに寝てしまったので当然メイクも落としてなく、肌荒れもひどい。
とりあえず、急いでシャワーを浴びる。



昨日のことは夢だと思うことにした。否、夢であった。
そう思わないと自分がおかしくなりそうで。



今まで、恋愛とは無縁の人生を過ごしてきた。強いて言えば、小学生の時に、幼心の淡い恋をしたかしていないかくらいだろう。

中学でも、高校でも、男子とはほとんど喋らなかった。仲のいい子は女の子しかいなかった。
もちろん、大学でも。


赤司くんは、高校時代の同級生だが、話したことはほとんどない、と、思う。

ただ、一年生と三年生の時は同じクラスだった。でも、それだけだ。

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てけてけ(プロフ) - 北狐さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいです。励みになります。 (2020年3月6日 11時) (レス) id: 8b7a3ff51f (このIDを非表示/違反報告)
北狐(プロフ) - とても面白いです。久々に黒バスの作品を読んで、ワクワクしています笑 更新楽しみにしています。 (2020年3月5日 0時) (レス) id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てけてけ | 作成日時:2020年2月16日 1時

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