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たぶん赤司くんも私がこの店に対して「ずるい」と言ったわけではないのは分かっているのだろう。

それでも気にしないでいてくれるのは、彼の優しさか。

だからモテるのかなあ…と思いつつも、モテる人はいきなりキスはしない、と否定する自分もいる。


自分が赤司くんとどうなりたいのか、自分でもよくわからない。





食事を終えると、赤司くんは私に今日の講義のノートを見せてくれた。集中してなかったでしょ、と言って。

本当に、誰のせいだと思っているんだ。

そう思いながら、赤司くんのノートを自分のノートに写していく。少し手が止まると、講義の内容を分かりやすく教えてくれる。
赤司くんは教えるのが非常に上手かった。難しい内容もすんなりと入ってきて、彼の頭の良さを実感した。



「…はあ〜、疲れた………赤司くん、ノートありがとう」

「どういたしまして。今日の講義はなかなか堪えたよ。教授の話も難しかったし」

「そうだったんだ…全然聞いてなかったかも……赤司くんってやっぱりすごいね」



あの教授の話は正直難しいし、講義の内容もそこそこハードである。それをきちんと理解できるって本当にすごい。やっぱり大学入っても予習とか復習とかきちんとしてるのかな。

ノートを片付けていると、赤司くんは店員さんと話し始めた。

腕時計の時刻を見ると午後三時過ぎ。
だいぶ長居をしていたようだ。

さっき店員さんと話していたしそろそろ帰るのかな。

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てけてけ(プロフ) - 北狐さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいです。励みになります。 (2020年3月6日 11時) (レス) id: 8b7a3ff51f (このIDを非表示/違反報告)
北狐(プロフ) - とても面白いです。久々に黒バスの作品を読んで、ワクワクしています笑 更新楽しみにしています。 (2020年3月5日 0時) (レス) id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てけてけ | 作成日時:2020年2月16日 1時

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