五十嵐家へようこそ ページ3
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“ピピッピピッ”
五十嵐家に朝を告げるアラームが鳴り響く。
「ん〜・・・んぁ・・・。」
五十嵐家五男にして、我が家の料理人。
五十嵐潤。
目覚ましを止めて、大きなあくびを一つ。
時刻は午前６時。
着替えを済ませ、リビングに向かう潤。
「おはよう、潤。」
「おはよう、翔兄。」
潤がリビングに入ると、五十嵐家次男、翔がコーヒー片手に新聞とにらめっこをしていた。
「おはようございます。」
潤が朝食の準備を始めてしばらくたった頃、部屋着姿の青年がリビングに登場。
五十嵐家四男の和也だ。
「和、寝癖・・・。
お前今日も仕事だろ？
早く着替えてこいよ。」
「わかってますよぉ・・・。
翔兄、僕にもコーヒー。」
「わかった。
入れといてやるから、
早く着替えてこい。」
潤と翔に言われ、リビングを後にする和也。
「おっと・・・。
おはよう、和。
翔兄と潤ちゃんもおはよー！」
和也がリビングを出ようとしたタイミングで現れた元気な青年。
五十嵐家三男の雅紀。
「おはよう、雅兄。
もうすぐ朝飯できるからさ、
智兄と希起こしてきて。」
「あいよ〜。了解。」
キッチンに立っていた潤にそう言われ、再度２階に駆け上がって行く雅紀。
「じゃぁ、俺は
望を起こしに行きますか。」
翔はそう言うと、和也に頼まれていたコーヒーをテーブルに置き、２階に向かう。
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作者名：mio
| 作成日時：2018年2月4日 23時
