【おそ松さん】泪が止まらない。

十一粒 ページ11

「……ごめんよく分からないんだけど」


「だろうね。それが普通の反応だよ」



今まで説明してきた奴等は情報把握が早すぎたんだよきっと。
トト子が一般的な反応ですよねそうですよね。

やっと普通の人に会えた…と感動していると、トト子の一言でそれはガラガラと崩れさった。



「でも、きっとおもしろビックリ人間を調査してる番組に連絡すればお金入るわよね」

「あぁトト子。君はいつからお金にがめつくなったんだ……」



軽くショックを受けながらポテチを貪っているとギュウ、なんて音がしそうなくらいの頭痛がやってくる。

頭が締め付けられる様な痛み。それは泣き過ぎで脱水症状が起きているサインだった。


お茶をくれと痛みで顔を顰めながらトト子にジェスチャーで伝えると急いでコップにお茶注ぎ、私に渡してくれた。


「あ”ー、生き返るー」


「大丈夫なの？トト子が付きっ切りで看病したら治るかな？」


「お金は？」

「勿論」



にこやかな笑顔で言ったトト子に、幼馴染みだから無料にしてよと苦笑した。

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