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〜A〜
真司「あの…いつまでいるんですか。片付けたいんですけど」
「すぐ帰るよー」
今回のイベント会場は桧谷の敷地を無償で借りてやったんだよね
おかけでお祖母様から睨まれた
発案者は真史さんであって私じゃないのに
朝宏「桧谷……真司」
真司「はい?」
朝宏「会ったら聞いてみようかと思ってたんだけど。お前さ、戸倉真司じゃないよな?」
真司「ええ。今は桧谷なので」
朝宏「ははは。そうじゃなくてさ。意外と面白いな」
真司「すみまぜが仰ってる意味が……」
朝宏「戸倉真司なんてこの世に存在してねーよって話し」
真司「っ!!!?」
朝宏「いや〜すごいね。最底辺のドン底から最高峰の桧谷になれるんだからさ」
真司「なんで知って……」
朝宏「今さ。どんな気分?他人に蔑まれる人生から、他人を踏みつけられる地位を手に入れるって」
真司「っ、うるさい黙れ!お前に何が分かる!!俺がどんな思いで……!!」
朝宏「いや……知らない。俺のすべき事はAを守ることで、Aの周りにいる奴を理解する事じゃない」
龍希「アサ。ソイツの素性が何であれ構う必要はない
悪いな。アサは少しばかり頭がキレて要領が良い。だから言葉に棘があるように感じるかもしれないが、悪気はないんだ」
お義兄さんの過去か
そういえば知らないな
お姉ちゃんとどこで出会ったかも
確実に一つ知ってるのは、お義兄さんはお姉ちゃんが好きで、今でも愛してるってこと
朝宏「だーから俺を連れて来るべきじゃないって言ったんですよ。なのにボーダーの事を知りたいとか言うから。ざっくりだけ知ってればいいんですよ
ボーダーは怪物退治専門の組織だって。だいたい内部事情なんて知ったら面倒ですよ。例えば…そうだな。Aがボーダーを嫌ってる理由とか……」
龍希「嫌いなのか?」
朝宏「ええ。嫌いですよ。でも俺はその理由に関して聞かないつもりです。聞きさえしなければ、それは俺の想像でしかない。いくらでも否定出来る。そうだろ?A」
「そうだよ」
朝宏「だから俺は“何も”聞かない。城戸さん…ですよね?記者会見拝見しました。よくあんな口からでまかせ言えましたね。本当は何度もネイバーの世界に行ってるんでしょ」
城戸「何の事ですか」
朝宏「またまた。知ってるんでよ。ネイバーフッド遠征のこと」
城戸さんがすごい私を睨んでくるけど、機密事項を外部の人に話すほどバカじゃないんですけど
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李詩(プロフ) - ヤバい…三河さんが好きすぎる… (2019年10月22日 16時) (レス) id: 085be6f2b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2019年7月10日 23時