１０３: 紅茶部のおもてなし ページ3
衣「よしっ。A、ありがとな」
「ううん、気にしないで。」
行儀が悪いが、開きかけだった扉を足で押し開けて教室へ入り、真緒の机に書類を積み重ねた。
こんな量をどうやって処理するんだろう、と不思議に思ってジッと観察していると、背後から足音が聞こえてくる。
嵐「Aちゃんっ♪」
「おっ、嵐〜」
衣「うお、ビックリした……ってあれ？A、これお前の？」
差し出された物を見ると、さっき渡されたパンフレットだった。一枚抜け落ちたらしい
「ん、ありがと」
嵐「なあに？それ」
「毎年恒例のライブに出演することになったんだよ。名誉だね〜」
衣「そんな他人事みたいにw」
覗き込んできた嵐が、覚えがあると言う様に頷く。
嵐「これならKnightsも出た事あると思うわァ。何か分からない事があれば言ってちょうだいね♪」
「うん、ありがとう。」
後ろから回された腕に手を添える。ちゃんとファイルに挟み込み直し、チャイムと共に席に着いた。
ーーー
「うーん…衣装頼みに行こうかなぁ」
ガーデンテラス周辺を歩きながら、うーんと唸る。今回のライブは割と大きいので、新しく用意しても良いかな、と思ったのだ。
でも宗さんにも都合があるだろうし、いつでも来いと言われているにしても毎回ホイホイ頼むのは忍びない。
どうしようかと迷っていると、思わぬところから声をかけられた。
凛「A〜」
創「先輩！」
「えっ、あ、ああ紅茶部？あははっ、ビックリしちゃった」
笑顔で駆け寄って来た創の頭を撫でる。
英「やあ。君も一緒にどうだい？」
「僕がお邪魔して良い空間には見えませんけど…」
微笑んで手招きされたが渋っていると創にグイグイと手を引かれて諦め、大人しく椅子に腰掛けた。
すぐに出された紅茶から、華やかな香りが鼻に届く。
「これ…高級なブランドでしょう？これが部活で飲む紅茶っておかしいでしょ…」
英「ハロウィンのイベントで疲れた２人に、僕からのプレゼントだよ。」
凛「とか言ってるけど、淹れたの俺だから〜」
「ありがとう凛月、おいしいよ。」
凛「ふふ〜ん♪」
暖かい紅茶が体を温めていくのが分かる。創におかわりを貰ったりして、なんだかんだで結構な時間をそこで過ごした。
こう言う時間も、やっぱり時には必要だ。
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
