歩く理性破壊機に破壊された時の彼ら【ブルーロック】 (ページ18)

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13 Yo side ページ18

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今日やけに潔くんと凛くんと話しとったな…れいかちゃん

2人みたいになりたい…
ゲーム見返しただけでなれたら楽なんやけどな

『羊』

「っ…れいかちゃんか」

『ほらリモコン貸して』

「あ、もうええとこやったのに」

モニターの電源を消して、『ほら行くで』って
ねぇ…わがまま言うてええかな？

『羊？』

「左足ひねってしもて」

『利き足やんか…』

嘘やけどね
れいかちゃんの顔を見てそう言ったら、何も言わずに近づいた

『嘘ついとるやろ』

「さすがやな。正解」

『嘘つくと目逸らすねん。んでどうしたの？』

そのまま僕の隣に座った
だから僕も遠慮はせん。ちょっとくっつかせてほしい

「1番を目指すのって疲れるなぁ思うてさ」

『やろうな』

「潔くんとか凛くんとか、ほんまにすごいなぁ思う」

『あいつらはバケモンやからな』

「ここまで僕が残ってるのが信じられへんよ。れいかちゃんもそう思わへん？」

ちらっとれいかちゃんを見たら、指構えとって
ほんでそのままパチンッとデコピンをお見舞いされてもうた

……結構痛い

『ばか、思わへんわお坊ちゃま』

「品性…」

『うっさい。羊は才能がある、それでええやんか』

出た才能
あっても負けとる

「れいかちゃんも才能信者なん？」

だから2人の方がええんやろ

『それはちゃう。そもそも才能があっても努力がないと自分のものにできへんやろ？』

「そうなんかな」

『そうなんですー。才能があるから羊やない、羊やからその才能が着いてきたんや。おまけやと思っとけばええねん』

ええ事言うとったのに『サッカーわからんけど』で台無し
けど、そういう所が面白いし…

「れいかちゃんと居ると落ち着くわ」

『ええやんか。いっぱい笑わせたるで』

「ありがとうれいかちゃん」

大好き

ってサラッと言える僕やったらええんやけど
なかなかそうは行かんよね

『私はそのままの羊が好きやで』

「うん…」

ん？え、まって
す？え？

れいかちゃんを見たらケラケラ笑って僕の頭を撫でた
『今度こそ寝るで』ってサラっとね

あーもう…

「……またやられてもうた」

『ほらはよ。未来のサッカー選手』

「絶対なったるから見ててな」

2人やなくて僕を見ててな
プロになるまでずっと一緒におってな

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この先もずっと、一緒におってな？……れいか