15話 ページ15
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「……ねえ、A。なんか視線感じない?」
「流石無一郎君。気づいたんだね。」
Aはあのシスコン&ブラコンの視線に気がついた無一郎に、炭治郎と有一郎に現在進行形でストーカーされている旨を伝えた。
そうすると無一郎はあからさまに呆れ返ったような表情になった。
「何やってるの…」
「ほんとだよ…」
二人揃って溜め息をする始末。
そこで無一郎がはっと何かが閃いたような輝かしい表情になった。
「A、僕達いちゃつかない?」
「唐突。」
いきなりすぎる言葉にAは不思議そうな表情をして無一郎を見た。
「僕達がいちゃつけば多分面白い反応してくれるよ、二人。」
「なるほど。名案。」
無一郎の意見にグーサインを出すとAは無一郎の手を取った。
「……A…?」
「うん?」
「なんで手、繋いでるの…?」
無一郎はあまりにもいきなりのことだったから反射的に顔を赤らめてしまった。
Aは無一郎のことを女子より可愛いと184回くらい思った。(熱弁)
「あ、ごめん。いちゃつき方がわからなくて。」
そう言ってぱっと手を放そうとしたAの手を無一郎がぎゅっと握り締めた。
顔はまだ赤らめたままだった。
「…このままが良い。」
無一郎が可愛すぎて本気で女子としての自信を失くしたAであった。
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「そう言えば無一郎君はお昼もう食べた?」
「ううん、まだだよ。」
「私もまだだからフードコートで済ませちゃおっか。」
「うん。」
二人は手を繋ぎながらそんな会話をしていた。勿論突き刺さる視線を添えて。
無一郎が物凄くナチュラルに手の繋ぎ方を恋人繋ぎに変えたものだから、後ろの視線は更に刺々しいものとなる。
「視線が痛い。ブリザード並みの冷たさを誇る視線が。」
「僕は燃えそうなくらい熱すぎる視線を感じるよ。」
「ごめんねうちの馬鹿弟が。」
「僕もごめんね、天才兄が。」
温 度 差 が 凄 い 。(圧倒的デジャブ感)
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「ちゃんとお兄ちゃんのことを天才って称す辺り無一郎君素敵。」
「結婚はまだ年齢的に駄目なんだっけ?じゃあ付き合う?」
「時透ツインズのファンに殺されちゃう私。」
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とく(プロフ) - すごくいいお話でした…。涙が出るほど(笑) (7月19日 12時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
えむえいか - 貴方様は、神ですか? (2022年5月20日 16時) (レス) @page5 id: 6c61bb4c69 (このIDを非表示/違反報告)
孤 - 神作……… (2022年5月9日 15時) (レス) @page44 id: af8576bbe7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - たまに………たまに原作を思い出すような描写があって……目から汗が……… (2021年12月5日 7時) (レス) @page50 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴 - 炭治郎のシスコン具合がめっちゃ良かったです‼︎無一郎と有一郎がでて来るとか最高すぎます‼︎とっても良い作品ありがとうございますー! (2021年11月21日 22時) (レス) @page50 id: 378955c846 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白霞 | 作成日時:2020年6月13日 19時