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急いで近くにあったちょっとだけ女の子らしいワンピースに身を包んで外に出た。
ムアっとした暑苦しい空気が私を襲うけど
そんな私に声を掛ける翔さんはそんなのも感じさせないくらい爽やか。
翔「Aちゃん！」
ここだよ、って言うように左手を軽くあげたら私が乗るように前列の右側のドアを開けてくれる。
「外国車……」
翔さんには聞こえないくらいの声で呟いた。
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翔さんにエスコートしてもらってのった車の助手席は、なんかまだ少し椅子が固くて新品感が漂ってる。
そんなこと思ってたら、左側に翔さんが乗ってきて助手席のドキドキを思い知らされた。
翔「どこ行こっか？」
……ダメだ。
かっこよすぎる。
今私しか見えない横顔は、絵に出てきそうなくらい綺麗で
後ろから照らす街頭の橙色が似合う。
翔「聞いてる？笑」
「えっ！……あっ、」
思わず見とれてた私を、ふはははって笑い飛ばすけど
自分のことに私がそうなってたって、気づいてる？
翔「なにボケッとしてんだよ(笑)今さら眠てぇとか言わせねぇから」
これがよく真奈が言ってる、……S発言？
…確かに翔さんなら、キュンと、するかも
「眠たくなんてないですよ」
翔「じゃあなににボケッとしてたの(笑)」
「……助手席だなっ、て」
思ってたこと以外、口実が浮かばなかった。
ただ翔さんがかっこよくて、っていうことは言えないから。
翔「そこの助手席、女の子が座ったのはじめて」
「っえ？！」
ごめんなさい、とか何故か思う私をよそに
そうだよ〜ってニコニコしてる。
こんな容姿のこんな良い人のひとつのはじめてが私とか
ちょっとだけ恐れ多い。
翔「この車はね？」
「う、なんですかその意味深な」
翔「前の車は何人か乗せた」
……うわ、なにその遊び人発言。
けど翔さんだっておとこの人だし、遊びたい時期にはそれ相応にイイ人も寄ってきただろうしって、自分のなかで理由をつけた。
「じゃあこの車は何年目なんですかー？」
翔「お。彼女いない歴探る気？笑」
「そ、そんなこと考えてませんよ」
焦る私をまた笑い飛ばして
翔「この車は３年目。彼女いない歴は５年目。更新中〜！」
って、おどけて言った。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
